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読んでやる! basis 基礎 読書法の考え方
まえがき

 このページの「読書法の考え方」は、読書の技術の土台を考えます。読書をどのように捕らえるかによって、その方法は変わってきます。「はじめに」は、その方向性を書いています。

まえがき

 どのようにしたら本を読めるようになるのか、小学校3年生の時からの私の疑問です。それ以来、いろいろなことを試してきました。人に聞いたりして、およそ読書に関係のないことまでしたことがあります。そして、いつの間にか、本を読みたいと思うことさえ忘れていました。

 5、6年前に、ふと、本を読めない自分を思い出しました。4、5年ほど前に、こうしたら本を読めるのではという閃(ひらめ)きがありました。それを基に、自分なりの読み方を作りました。これが、弊サイトで最初に掲載した、本の読み方です。
 しかし、この読み方は、机上の空論であり、実効性に疑問がありました。そこで、実際に本を読み続けてきました。挫折(ざせつ)しないように、弊サイトの準備と公開をしました。実際に試行錯誤を繰り返し、空論の信頼性の確認と、更なる向上を目指してきました。

 その結果、各器官の働きが正常で、心身が健康であれば、誰でも本を読めるようになる、と思うようになりました。それには、自分の感覚を実感し、確かめることが大切です。抽象的ではなく、具体的な方法が必要です。
 読書論や、神経生物学、医学などは、大切なことが書いてありますが、実感できないことがあります。実感できてこそ、どのように心身を働かせればよいのか思いつくはずです。実感できることが大切だと感じています。日常生活やスポーツと同じように、心身の使い方を中心に考えます。

 ところで、弊サイトの読み方は、新しいものではありません。同じ読み方をしている人は、おそらく、たくさんいます。それだけ、ありふれたものです。
 どこにでもあるようなものなら、誰もが教えられるはずです。しかし、読書の上手な人は、読み方を認識していません。自然に体得したためか、説明ができないようです。
 この読み方がわかれば、本を読めるはずです。それゆえ、読み方の、状態、アプローチに注目してきました。
 弊サイトの読み方は、制作者である私には合っています。しかし、私以外の方々にとっては、たくさんある読み方の中の1つであり、絶対的な方法ではありません。

 読み方について、丸2年の成果を書こうとしました。しかし、視野を広くとって読むのはいいのですが、どうすれば視野を広くとれるのかという視点がないことに気づきました。結果としては簡単な内容ですが、そこに行き着くまでの手順の重要性に気づきませんでした。そして、何度も挑戦しましたが、書けませんでした。

 読めるかどうかは、生活の質に影響します。学業、試験、仕事、趣味、生活などのあらゆるところに、文字の塊(かたまり)があり、それを読めた方がいいからです。私たちの人生で、これを避けては通れません。読める手段があるなら、身につけた方がいいのです。
 本を読むにつれ、読み方の根底には、私たちの心身の使い方があると感じています。この使い方を知ると、読みの可能性が広がります。人によっては、読書だけでなく、仕事、日常生活、スポーツなど、あらゆるものの見え方が変わることでしょう。色彩も鮮やかに感じられるかもしれません。

 私は、以前よりは読めるようになりました。しかし、いまだに、苦手意識があります。同時に、まだまだ、向上できるという感触もあります。
 自己評価は、やっと人並みになれそうかな、という段階です。「読めない」から「このように感じられたところ」まで、とりあえず、読み方を記します。というのは、「できない」から「できるようになる」までの感触は大切で、記憶の確かなうちの方がいいと思うからです。
 それでは、弊サイトの読み方について、丸3年の経験と考えを記述していきます。

更新記録など

2016年10月4日(火) : アップロード
2018年5月31日(木) : 『意識と無意識ⅠⅡⅢ』追加による構成変更。