あとがき
数十年かかって、『標準 読書』という発想にたどり着きました。こんな簡単なことがどうしてわからなかったのか、と悔やまれます。
本の読み方がわかっていれば、自分の夢をかなえるための本を読んでいたでしょう。そして、今とは違う人生を歩んでいたと思います。
ある自治体の横断幕には「かばんの中に いつも1冊の本を!」とありました。また、「子どもの読書活動の推進に関する法律」もあります。本を読む環境は整っています。
ところで、本の読み方で、眼や意識の使い方を今の学校でも習わないようです。内容の面白さによる読書への興味は大切です。さらに、心身を使って、文字を次から次へと見て読んでいく心地よさを味わうアプローチにも目を向けるべきです。この本を読みたいという情動があり、心身の使い方を知ることで読めるとしたら、これほど将来に希望を持てるものはありません。
ハード面の整備も大切ですが、心身の使い方を習得することも必要です。
『標準 読書』をつくる過程で感じたことがあります。こころと体の能力向上は、読書に限らず、スポーツや日常生活の質を高くし、知的活動を活発にします。
それだけに、こころと体の使い方の研究開発をし、公式の方法を生み出して欲しいという思いがあります。そして、学校や職場で学ぶことができれば、もっと多くの人が夢の実現に向けて行動すると思います。
人類が進歩しても、文字はなくならないと思います。そして、文や文章を読むことは、知的活動に必ずついて回ります。どんな方法でもよいので、読めるようになったほうがよいのです。
できたばかりの『標準 読書』は、これからも試行錯誤を繰り返していきます。不完全ながら、本の読み方の1つとして、『標準 読書』が少しでもお役に立てればと願っています。
2018年7月11日(水)
Webサイト『読んでやる!』
制作者 四方 さとみ
以下余白
更新記録など
2018年7月11日(水) : 作成
2018年7月18日(水) : アップロード