概要と適用
Ⅰ 概要
1 名称
『標準 読書』で、読み方は「ひょうじゅん どくしょ」です。英語では『 THE STANDARD READING 』としました。
2 内容と特徴
本の読み方の技術です。本を読むには、「見る」「意識」「経験」が必要です。
眼と意識を使った、日常生活の、ものの見方、捉え方を考えています。これを本の読み方に導入することで、文字を正確に見たり、文や文章を十分に理解したり、自分の見解を持ったり、新たな創造の可能性が広がります。
さまざまなジャンルの本に対応できます。ゆっくりと味わったり、速く読んでみたり、調べながら読んだりするのが、楽にできるようになります。図や表、挿絵、括弧書きなども楽に見ることができます。
独習により習得できます。さらに経験を積むことで、本の読み方はさらに洗練されます。そして、スポーツ、書道、絵などの習い事も、より楽しく学べるようになります。
3 成り立ち
2011(平成23)年頃、「こうすれば読めるようになるのでは」との着想がある。
2012(平成24)年12月頃、着想の本の読み方をまとめる。
2013(平成25)年9月頃、本の読み方の実践を開始。
2013(平成25)年10月、Webサイトを開始。
『読書法の考え方』『見るⅠⅡⅢ』『意識と無意識ⅠⅡⅢ』などをまとめる。
2018(平成30)年6月、『標準 読書』作成。
4 作り方
方法は、自己を観察することにより、読書の技法を考えています。(参考:心理学の内観法〔introspection〕)
科学的根拠よりは、私たちの感覚を重視しています。技法を感覚で扱うのが、わかりやすく、伝えやすいと考えています。
着想した本の読み方をベースに、実際に本を読んで、試行錯誤を繰り返しました。
5 参考にしたもの
学校の先生から聞いた読書の達人の話。
本を読むのが上手な人や、1日に1、2冊読むという人に、本の読み方を聞いたり、読んでいる姿を観察したこと。
新聞、テレビ、インターネットなど。
弊サイト「読んだもの」に取り上げた書籍など。
Ⅱ 適用
1 ご注意
既に、『標準 読書』の「見る」「意識」になっている方や、読書のできる方は、この学習をお勧めしません。現在の状態でいることをお勧めします。
また、学習し実践したすべての人が、『標準 読書』の効用を得られるわけではありません。人により効果は違います。
副作用については、ないと考えています。眼に力を入れないので、筋肉が衰える気がします。しかし、眼に力を入れなくても、ものを見るときに筋肉を使っています。
2 対象
本を読めるようになりたい方が対象です。
たとえば、
本の読み方を知りたい。
読書は苦手だ。
本を読むとき、眼の使い方がわからない。
文字を見ると、すぐに疲れる。
昔は読めていたが、今は読めなくなった。
などです。
3 条件
心身が健康であれば適用できます。
モノが見えて、言葉がわかり、会話ができれば、実践できます。
4 年齢
小学5年生くらいからはじめられます。ある程度の国語力は必要です。また、いろんな眼の使い方を体験していた方が、理解しやすいと思います。
効果的と思われるのは、中学生~大学生です。心身の状態がよく、実践の機会が多くあります。
適用できる最高年齢については、わかりません。条件が整っていれば、可能と思われます。
5 学習期間
習得には個人差があります。習得できないことも考えられます。
習得期間は、次のように予想されます。
標準の学習期間は、週2回の練習で3ヵ月程度です。
はじめの3日は、知識と正確な動作を学習します。実践開始後、約3ヵ月で効果を実感できるようになります。
その後、実践を続けると、約3年で、自然にできるようになります。
以下余白
更新記録など
2018年7月12日(木) : 作成
2018年7月18日(水) : アップロード