疲れる理由
目 次
1 身体の原因
目からくる疲れがあります。近視、乱視などです。文字がちゃんと見えていないと、目を細めたりして、余分なところに力が入ってしまいます。頭痛や肩こりの原因になります。必ず、眼鏡、コンタクトレンズなどで視力を矯正しておく必要があります。眼鏡を初めてかける人はどのように視力を調整すればいいのかわかりづらいと思います。長時間かけて疲れない視力にしておくことが大切です。強すぎても弱すぎてもよくありません。見えすぎは、頭痛の原因になることがあります。もう一つ利き目を意識する必要があります。私の場合、矯正前の左右の視力の差が激しいのです。差は縮めても、左右の差を少しでもつけた方が、見やすくなります。私の経験上、利き目を優位にすると楽に見えます。
姿勢についてです。いすに腰をかけて読書することがほとんどです。また、移動中の車中で立った状態で読書することもあります。姿勢はどうであれ、肩をあげたり、眉間(みけん)にしわを寄せたり、足に力が入ったりすると、疲れが出てきます。あまり意識しませんが、首の使い方は大切です。また、同じ姿勢をずっと続けると体が固まる感じがして、疲れがたまるように感じます。少しずつ姿勢を変えたり、休憩して体を動かすことが必要です。
ケガ、病気、疲労にも注意が必要です。読書をして、疲れやすいとか何となく文字が見えづらいと感じたら、風邪かもしれません。また、腰痛は読書どころではありません。数日間、文字を見たり、考えたりする知的活動が休止状態になります。疲労がたまると、自分でそのことに気づかないことがあります。このような状態で読書をしても、字面を追っているだけの感じになります。日頃から、体調管理に気を配り、ケガや病気をしないように気をつける必要があります。万一、なった場合は、思い切って休むことに専念した方が賢明です。中途半端に読書をするとストレスがたまって、かえって悪い状態を長引かせるだけです。
2 精神の状態
気分の落ち着いた状態で読書をするのがベストです。しかし、仕事で必要な読書では、納期などの時間に追われ、心の平安を失うこともしばしばです。錯乱状態になると、正常な判断力を失い、思考がストップします。読書をしても頭に内容が入らない状態になります。落ち着けば何とかなることはわかっていても、現実はうまくいかないことがあります。
読書をして、わからない言葉が出てきたときに、どうのように対処するのかという問題があります。調べる言葉が多いとき、読書どころではなくなります。手間がかかるし、調べないとわからないし、読むのを中断するとリズムが乱れるし、とジレンマに陥ります。また、理解できないときも、精神状態は不安定になります。この時、肩が凝ったり、歯を食いしばったり、目に力が入ったりと、身体に症状が出ることがあります。また、頭の中で、何か熱いような感じのするときがあります。このような状態になると、読書どころではありません。はじめからそのジレンマを覚悟で読むか、入門書などの別の書物から読み始めるなど、何らかの手立てをする必要があります。
いずれにせよ、精神の安定具合により、読書の質は決まります。
3 感情について
書物の好き嫌いについてです。好きなものを読めば、疲れないかというとそうではありません。勢い込んで読むために、かえって肩こりや気持ちの力みにより、疲れることがあります。また、仕事で読む書物は好き嫌いに関係なく、仕事を完遂するためには読まざるを得ません。さらに、苦手な分野や嫌いな書物を読むとき、かなりの覚悟がいります。そして、読書中は、心身ともに力の入っている状態で、すぐに疲れてしまいます。程度もかなりのもので、疲れが尾を引くこともあります。好き嫌いが、疲れを引き起こすのです。疲れ対策には、感情のコントロールが必要です。
まとめ
- 人と会話をするような読書ができないだろうか。
- 健康管理に日頃から気を配る。
- 精神の安静、感情のコントロールが必要。
更新記録など
2014年10月15日(水) : 作成日
2014年10月27日(月) : アップロード
2015年5月10日(日) : 構成の変更
2016年1月5日(火) : 「目次」を追加
2016年1月5日(火) : レスポンシブ様式に改装
2020年9月3日(木) : 冒頭の「読書法の目的」の部分を削除