『U理論[第二版]』
原題は『THEORY U』
- 副題など
- 原副題は「Leading from the Future as it Emerges (2nd edition)」
- 副題は「過去や偏見にとらわれず、本当に必要な『変化』を生み出す技術」
- 帯には「真の自己変容とイノベーションのプロセスを解明する」「自己・組織・社会の在り方を根本から問い直す」などとありました。
- 著者など
- 著者 : C・オットー・シャーマー(Claus Otto Scharmer)氏著
- 訳者 : 中土井 僚(なかどい りょう)氏&由佐 美加子(ゆさ みかこ)氏共訳
- 出版社など
- 英治出版株式会社 さん
- 版刷など
- 2017年12月第1版第1刷。読んだものは、2018年1月第1版第2刷。
- ボリューム
- 585ページ。ただし、548ページからは「原注」「参考文献」「用語解説」です。
感じたこと
小学校の図画工作で共同制作を思い出しました。
5年生の時だったと思います。模造紙くらいの面積に、ジェットコースターのようにビー玉を転がすものをつくる課題がありました。1人ではなく4、5人で、作るというものでした。
はじめてメンバーが顔を合わせたとき、何から手をつけてよいのかわかりませんでした。次の週までに、各自がアイデアを出し合うということになりました。
ところが、翌週、集まっても何も出てきませんでした。仕方がないので、他のグループに、どんなものを作るのか聞いたりしました。それでも、自分たちの構想は出てきません。
着手から完成まで1ヵ月くらいだったので、それほど時間があるとも思えませんでした。仕方がないので、ビー玉を転がすための高い塔(柱)とレール(コの字の溝)を作ることにしました。
しかし、ここでも問題が出てきました。柱の太さ高さをどのくらいにするのか、材質を何にするのかで止まりました。特に、レールは深さ幅を統一しないと、構想ができたとしても作業がしづらくなります。溝は深すぎると、ビー玉が見えません。浅すぎるとビー玉が飛び出してしまいます。最も悩ませたのは、ビー玉にはいろいろな大きさがあることです。大きいビー玉だと、レールが壊れるかもしれません。
レールは基準を作り、先に作り始めました。すると、塔の担当は高さと作り方を決めかねていました。メンバーが集まって、体を基準に高さを決めることにしました。その結果、胸のあたりに決まりました。高すぎるとビー玉を置きづらいからです。低いとビー玉に勢いがなくなります。また、人の背丈も高い低いがあります。
担当が柱を作り始めました。段ボールを丸めて柱にしようとするのですが、継ぎ目が引っ付きません。当時、最も強力だと思っていた木工用ボンドですら、効かないのです。その後、セロハンテープを試しても同じことでした。しばらくして、メンバーの1人が、ガムテープの情報をもってきました。
早速、試してみると、なかなかイケるのです。やっと柱ができて立ててみると、今度は柱が立ちません。ガムテープで底の部分をペタペタペタと貼るのですが、柱はゴロニャーンです。先生に相談したりしましたが、うまくいきません。試行錯誤の末、柱の根元に段ボール紙を何枚か重ねて地盤を強くしました。すると、柱は、なんとか立ったのです。
大きい柱だけでは、レールは引けません。すぐに、少し小さめの柱を作りましたが、すぐに完成しました。
2つの柱ができたので、レールを取り付ける作業に取りかかりました。少し取り付けると、メンバー全員で、ビー玉を転がしました。これが、結構、面白いのです。
その後、レールを、宙返り、きりもみ、階段、穴を開けるなどの細工をしました。材質も透明なものを使ったりもしました。その他、トンネル、ジャンプ台など。アイデアは数え切れないくらい出たのですが、作品にできるのは数点しかありませんでした。そのためか、強い思いが詰まった作品になったと思いました。
その後、いろんなサイズのビー玉を転がしました。レールのカーブを補強したり、溝を浅くしたり、微調整をしました。
製作の終了後、全グループの作品が講堂に展示されました。父兄が見られる日のこと。メンバーの何人かが、親や他のクラスの同級生にまで宣伝するのです。「ぜひ、見てくれ。絶対、面白いから」と。
はじめはどうなるかわかりませんでした。少しずつやっていくうちに、面白くなり、いろんなアイデアが出てきました。結局、全体の構想がないまま、作品が完成しました。
メンバーの生き生きした顔がいまだに忘れられません。私もその一人でしたが。
ちなみに、メンバーが先生に作品を自慢したところ、笑いながら「なんや、汚い作品やな」のコメントでした。私は「しまった」と思いました。柱がガムテープでぐるぐる巻き、底も同じような状態だからです。折紙やアルミホイルなどで飾り付けしておけばよかったと、後の祭でした。
この書物を選んだ理由
『学習する組織』ピーター・M・センゲ氏著を見つけた書店にありました。ここの本屋さんは、私の興味をそそる書籍が結構あります。いつも行きたいとは思うのですが、少し遠いのと、駐車場の料金が高いので、いつも二の足を踏みます。年末に別件で用事があったので、その本屋さんに行きました。そして、この本に出会いました。
しばらくは積ん読でした。部厚いし、難しそうに思えたからです。
前回『知的機動力の本質』野中郁次郎氏著を読みました。似たような内容に思えたので、その勢いで本書を読むことにしました。今、読むかどうか、かなり迷った本です。
私の読み方
形式からです。
文字は少し小さいように感じました。行の長さ、行間は適当でした。余白は、下は広くとってありますが、左右、見開きページの中央は適当で、読みに影響はありませんでした。
訳注は下の余白に書かれていました。ページを繰らなくてもよいので読むのが楽でした。
原注は章ごとに番号を振っていました。番号に出会うたびに、巻末の原注を見ますが、章を間違えて読むことがありました。該当する箇所の、見開きページの左側か、下の余白に原注を掲載して欲しいと思いました。ページを繰る手間が省けます。
「用語解説」があり、ありがたかったです。本書のように新しい内容には、新しい言葉がつきもののようです。ただ、一般的な意味と、本書における意味との2つの記述があれば、より本書の内容を深く理解できたかもしれません。また、巻末にあるため、ページをめくるのが面倒です。見開きページの左側か、下の余白に掲載があると便利だと思います。
さらに、心理学や経営学などの専門用語の解説も欲しいと思いました。どのような意味で使っているのかの記述があれば、より正確な理解ができたかもしれません。
索引が欲しいと思いました。あの言葉は確か・・・と、目次を見たり、ページをめくったりしました。用語解説も含めて索引があると、より実践的な書籍になる気がします。
本書は、組織や社会の思考や行動様式を変化させることを扱っています。個人から、数名のグループ、組織、世界にいたるまで、精緻な分析と、実践によりU理論を創り出しています。しかし、この理論で語られる現象は誰もが経験することだと本書は言います。
U理論の根底には「恐怖」があるのでしょうか。著者の火事の体験談もありました。確かに、恐怖心が人を動かすことは理解できます。それとは別に、興味のあること、面白いこと、創る喜びでも、人は動きます。グループになったとしても、メンバーは協力的で、創造的に活動することがあります。
本書と、『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー氏著、『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』マイケル・ピュエット氏&クリスティーン・グロス=ロー氏共著、『ビジョナリー カンパニー』ジム・コリンズ氏&ジェリー・ポラス氏共著、『学習する組織』ピーター・M・センゲ氏著は、何か似ているようなところがありました。
個人的な感覚ですが、起こったすばらしい現象をよく観察し、事細かに分析し、一見(いっけん)完璧とも思える理論なり結果を導いています。しかし、読後、何か物足りなさを感じます。それはそのとおりなのでしょうが・・・、といった感じです。
何か議論するところがズレているのか、扱った現象が違っていたのか、私の読み方や感覚がおかしいのか、よくわかりません。ただ、本当にそれでいいの? 人間って何だろうと思ってしまいます。
いいところまで迫っている気がするのですが、人間の核心的な部分をつかみ切れていない気がしました。まるで、たとえ話?『ケベースの絵馬(ピナツクス)』のようです。
『サピエンス全史(上)(下)』ユヴァル・ノア・ハラリ氏著で、人類の繁栄は「虚構」にあるというのを思い出しました。「虚構」により「信頼」関係があるとするなら、本書で扱われた観察や分析、成果物は「虚構」であり、U理論は信頼関係を保つ鎹(かすがい)とでも言えそうです。
U理論を実践すれば、必ず成功するのかというと、そうではなさそうです。必ず成功すると言い切らないところが、自らの理論を実践している気がします。
本書に興味深い1文がありました。著者が尋ねセンゲ氏が回答したことです。本書131ページに「・・・組織ができあがってしまうと、今度は自分たちがその組織の囚人になってしまう・・・」です。理論ついてはどうなのでしょうか。「いったん理論ができあがってしまうと・・・」。
「出現する未来から学び行動する・・・」「マインドフルネス(瞑想)」「スピリチュアル」という言葉が気になりました。
この3つの言葉から、ドラえもん、空想や幻想、精神論や根性論が思い浮かべてしまいます。言わんとするところは何となくわかる気もします。しかし、捉(とら)えどころがなく、その言葉の意味を正確に、具体的に伝えられるのかという疑問が出てきます。私が、U理論を理解しているのかは、はなはだ自信がありません。
未来は、決まっているのか、決められるのか、成り行きなのか。マインドフルネスとは、どのような精神状態をいい、そこでは思考がなされるのか。スピリチュアル(霊性)とは、人類の繁栄を目指すことを言うのか。等々です。
読む人によって、本書の内容の解釈や理解度は変わるような気がしました。
そして、北条早雲氏の言葉「あるをばあるとし、なきをばなきとす」を思い出しました。
本書は、心理学や経済経営学など幅広い専門知識を必要とするようです。専門用語だとわかって調べても、頭にスウッと入ってくる感じがありませんでした。
参考文献を見ても、おびただしい数です。これらと自身の考えから、理論を創り出したとすると、著者の能力は恐ろしく高いと思いました。
また、U理論も精緻に創られていると感じました。また、事細かに書かれた24の項目もあります。私には、とても実践できるとは思えませんでした。
当理論を理解し実践できる人は、それほど多くない気がしました。もし、その人たちが世界を変えたとすれば、他の人たちは・・・。
読書所要時間など
- 総所要時間(読み始めから編集終了まで)
- 23日6時間30分
- 読み始め
- 2018(平成30)年4月9日(月)午前5時23分~
- 読み終わり
- 2018(平成30)年4月21日(土)~23時49分
- 一通り読んだ時間
- 12日18時間26分
- 編集終了
- 2018(平成30)年5月2日(水)~午前11時53分
- 読んだ範囲
- カバー、帯、本書。参考文献、奥付は軽く目を通しました。巻末の書籍広告は見ていません。
取り上げられた書物など
- 映画『マトリックス』
- 『出現する未来から導く-U理論で自己と組織、社会のシステムを変革する』 C・オットー・シャーマー氏&カトリン・カウファー氏共著
- 『知識創造企業』 野中郁次郎氏&竹内弘高氏共著
- 『組織文化とリーダーシップ』 シャイン氏著
その他、「参考文献」に多くの書籍の掲載がありました。
出来事
4月27日(金) 北朝鮮の指導者が初めて韓国を訪問し、大統領と会談。
ひととき
葉桜になってから、鳥や花を多く見かけます。
歩道と壁の間に花が咲いていました。
上の写真は、マツバウンラン(松葉海蘭)です。平成30年4月13日(金)撮影。
上の写真は、ユウゲショウ(夕化粧)です。平成30年4月21日(土)撮影。
いつもは警戒心が強く、朝夕、木々の間にいて、うまく撮れません。産卵間近なのか子育て中のようです。食欲が旺盛なようで、海岸や芝生にも降りてエサをとっていました。
今までマヒワと思っていましたが、カワラヒワ(河原鶸)だったようです。
上の写真は、カワラヒワ(河原鶸)です。平成30年4月13日(金)撮影。
調べたこと
- 1 理論(りろん)
- セオリー(theory)。
- 2 過去(かこ)
- 3 偏見(へんけん)
- 4 本当(ほんとう)
- 参考:本当に(ほんとうに)。
- 5 マインドセット(mindset)
- 考え方の何らかの傾向や特徴など。ものの見方、考え方の枠組みのことをいうようです。『知的機動力の本質』野中郁次郎氏著では「精神構造」とありました。
- 6 マインドフルネス(mindfulness)
- 心理学用語。本書では「瞑想」。参考:マインドレスネス(mindlessness)。
- 7 召命(しょうめい)
- 参考:詔命(しょうめい)。
- 8 学際(がくさい)
- interdisciplinary。
- 9 ファシリテーター(facilitator)
- 10 フェーズ(phase)
- 11 マルチ(multi)
- 12 ステークホルダー(stakeholder)
- 13 そこかしこ(其処彼処)
- 14 一見(いちげん)
- 15 イノベーター(innovator)
- 本書では「革新者」。
- 16 辿る(たどる)
- 17 変容(へんよう)
- 18 リテラシー(literacy)
- 19 視座(しざ)
- 20 啓蒙(けいもう)
- 21 ステージ(stage)
- 22 挿絵(さしえ)
- 23 虚空(こくう)
- 24 スピリチュアリティ(spirituality)
- 霊性。
- 25 対峙(たいじ)
- 26 外界(がいかい)
- 27 逆戻り(ぎゃくもどり)
- 28 ムンド(mundo:スペイン語)
- 世界。インターネットで調べました。
- 29 塹壕(ざんごう)
- 30 チェンジ・メーカー(change maker)
- インターネットで調べました。
- 31 マトリックス(matrix)
- 行列。
- 32 キャプション(caption)
- 33 円環(えんかん)
- 34 没入(ぼつにゅう)
- 35 体現(たいげん)
- 36 クリスタライズ(crystalize)
- 体現すること。本書の用語解説に掲載があります。
- 37 妄信(もうしん、ぼうしん)
- 参考:盲信(もうしん)。
- 38 アテンション(attention)
- 注意。本書では「意識」のルビ。
- 39 気付き(きづき)
- 40 アウェアネス(awareness)
- 知ること。本書では「気づき」のルビ。
- 41 コミットメント(commitment)
- 本書では、大切に思うことに、全力を尽くすこと。『学習する組織』ピーター・M・センゲ氏著では、「我がこととして責任をもって取り組むこと」。
- 42 プロトコル(protocol)
- 外交上の儀礼。コンピューターが相互の通信をするための、共通の取り決めのこと。
- 43 希有(けう)
- 稀有(けう)。
- 44 半生(はんせい)
- 45 盲点(もうてん)
- 46 ブラインドスポット(blind spot)
- 本書の用語解説に掲載があります。
- 47 断末摩(だんまつま)
- 48 真正(しんせい)
- 49 オーセンティシティ(authenticity)
- 本書では「真正さ」のルビ。
- 50 存在(そんざい)
- 51 プレゼンス(presence)
- 本書では「存在」のルビ。
- 52 唱道(しょうどう)
- 参考:唱導(しょうどう)。
- 53 ジェネラティブ(generative)
- 生産する。生成力のある。本書では「生成的な」のルビ。
- 54 生成(せいせい)
- 55 聖餐(せいさん)
- 56 恩寵(おんちょう)
- 57 即物的(そくぶつてき)
- 58 恫喝(どうかつ)
- 59 ブレークスルー(breakthrough)
- 60 激烈(げきれつ)
- 劇烈(げきれつ)。
- 61 et al.(エトアル)
- その他の箇所。その他の者。
- 62 転回(てんかい)
- 63 洞察(どうさつ)
- 64 ごった返す(ごったがえす)
- 65 呆然(ぼうぜん)
- 66 前衛(ぜんえい)
- 67 インスピレーション(inspiration)
- 68 シンクロニシティ(synchronicity)
- 69 急かす(せかす)
- 70 由って来る(よってきたる)
- 71 SQ(Social intelligence Quotient)
- 社会で生きていくための指数のようです。IQの社会版のようです。インターネットで調べました。
- 72 ホログラフィック理論(holographic principle)
- インターネットで調べました。
- 73 繭(まゆ)
- 74 作柄(さくがら)
- 75 コンテキスト(context)
- 本書では「状況」と「文脈」を使い分けています。用語解説の最後に「※訳語について」で、説明があります。
- 76 TQM(Total Quality management)
- 77 KPI(Key Performance Indicator)
- 78 ABC(Activity Based Costing)
- 79 ベストプラクティス(best practice)
- 80 喩える(たとえる)
- 81 懐胎(かいたい)
- 82 スチュワードシップ(stewardship)
- 直訳すると「執事の職」となるのでしょうか。インターネットで調べると、資産を運用する人の模範、という意味もあるようです。
- 83 リーン生産方式(lean manufacturing、lean product system)
- 84 キャンバス(canvas)
- カンバス。
- 85 インスパイア(inspire)
- 本書では「触発」。
- 86 理想郷(りそうきょう)
- ユートピア(utopia)。
- 87 隠喩(いんゆ)
- 88 偏重(へんちょう)
- 89 真紅(しんく)
- 深紅(しんく)。
- 90 具現(ぐげん)
- 91 間主観性(かんしゅかんせい)
- 相互主観性。共同主観性。
- 92 セグメント(segment)
- 93 インテグラル法
- インターネットで調べました。
- 94 等閑(なおざり)
- 参考:御座なり(おざなり)。
- 95 存在論(そんざいろん)
- 96 認識論(にんしきろん)
- 97 拓く(ひらく)
- 98 threshold
- 本書では「敷居」。「発端」という意味もあるようです。
- 99 threshing
- 「脱穀」。
- 100 メルヒェン(Märchen:ドイツ語)
- メルヘン。
- 101 敏捷(びんしょう)
- 102 屈む(かがむ)
- 参考:しゃがむ。
- 103 青天の霹靂(せいてんのへきれき)
- 104 蹂躙(じゅうりん)
- 105 独断(どくだん)
- 106 余所余所しい(よそよそしい)
- 107 R&D(Research and Development)
- 新製品の研究開発。
- 108 汲汲(きゅうきゅう)
- 109 大仰(おおぎょう)
- 110 遠大(えんだい)
- 111 ブレーンストーミング(brainstorming)
- 112 諾否(だくひ)
- 113 奮起(ふんき)
- 114 インストラクター(instructor)
- 115 精確(せいかく)
- 116 ロールプレーイング(role playing)
- 本書では「ロールプレー」。
- 117 跨がる(またがる)
- 118 緋色(ひいろ)
- インターネットで色を見ました。
- 119 例証(れいしょう)
- 120 寸描(すんびょう)
- 121 風(ふう)
- 122 分水界(ぶんすいかい)
- 参考:分水嶺(ぶんすいれい)。
- 123 let go
- 解放する。本書では「手放す」。
- 124 静謐(せいひつ)
- 125 グレシャムの法則
- 126 悪貨(あっか)は良貨(りょうか)を駆逐(くちく)する
- 127 野心(やしん)
- 参考:野望(やぼう)。
- 128 鉗子(かんし)
- インターネットで画像を見ました。
- 129 インバージョン(inversion)
- 逆。倒置。本書では「転換」。
- 130 観想(かんそう)
- 131 カオス理論
- インターネットで調べました。
- 132 往診(おうしん)
- 133 アド・ホック(ad hoc)
- その場限りの。本書では「臨時の」。
- 134 主宰(しゅさい)
- 135 リビング・ウィル(living will)
- 延命措置に関する意思表示。本書では「尊厳死宣言書」。
- 136 荒地(こうち)
- 参考:荒れ地(あれち)。
- 137 リトリート(retreat)
- 避難所。隠れ家。本書では「合宿」。
- 138 クロノス
- 連続した時間のことのようです。一定の流れの時間でしょうか。
- 時間を表す言葉に「カイロス」もあるそうですが、質的な時間をいうようです。人が、長くまたは短く、時には止まって感じる時間のようです。
- インターネットで調べました。
- 139 ヒートアップ(heat up)
- 加熱する。
- 140 鍼(はり)
- 141 コモディティ(commodity)
- 日用品。本書では「エゴシステム」の意味で使っているのでしょうか。
- 142 コモンズ(commons)
- 共有地。参考:コモンズの悲劇。
- 143 修養(しゅうよう)
- 144 終焉(しゅうえん)
- 145 アンチテーゼ(antithesis)
- 146 一人一人(ひとりひとり、ひとりびとり)
- 147 メタ(meta-)
- 高次の。超(ちょう)。
- 148 面子(めんつ)
- 149 レパートリー(repertory)
- 150 動転(どうてん)
- 151 ホログラム(hologram)
- 現実にはない立体画像。本書の「ホログラム」を言い換えると、何になるのでしょうか。
- 152 コミュニオン(communion)
- 親交。霊的交渉。本書では「霊的交わり」「交感」。
- 153 交感(こうかん)
- 154 偽善(ぎぜん)
- 155 後見(こうけん)
- 156 信奉(しんぽう)
- 157 オカルト(occult)
- 158 ぎこちない
- 159 決然(けつぜん)
- 160 定量化(ていりょうか)
- 161 コラージュ(collage:フランス語)
- 162 フリップチャート(flip chart)
- 単にフリップ(flip)とも。
- 163 うねり
- 164 ムーブメント(movement)
- 活動。姿勢。本書では「うねり」。
- 165 琴線(きんせん)
- 166 マイクロコズム(microcosm)
- 小宇宙。縮図。本書では「小宇宙」。
- 167 両義性(りょうぎせい)
- 168 マントラ
- 仏教でいう「称名念仏(しょうみょうねんぶつ)」のことでしょうか。
- 169 敏活(びんかつ)
- 170 ドミナント・デザイン(dominant design)
- 製品における、標準的、支配的なデザイン。
- 171 コモディティ化(commodification)
- 大衆化。
- 172 首尾一貫(しゅびいっかん)
- 173 日増しに(ひましに)
- 174 依拠(いきょ)
- 175 ホラクラシー(holacracy)
- 階級のない組織。インターネットで調べました。
- 176 前出(ぜんしゅつ)
- 177 パソロジー(pathology)
- 病理。
- 178 大層(たいそう)
- 179 大過(たいか)
- 180 エントレンチメント(entrenchment)
- 砦(とりで)。本書では「立てこもり」。
- 181 エナクティング(enacting?)
- この英語であれば「規定する」「起こる」という意味。本書では「具現化」。インターネットなどで調べました。
- 182 イマージョン(immersion)
- ○○漬け教育なのか、洗礼の浸礼のことなのか、別の意味なのかわかりませんでした。インターネットなどで調べました。
- 183 バイラルメッセージ(viral message)
- 「口コミ」のことでしょうか。バイラル・マーケティング(viral marketing)に関係がありそうです。インターネットで調べました。
- 184 放任主義(ほうにんしゅぎ)
- 185 レッセフェール(laissez faire:フランス語)
- 自由放任主義。本書では「放任主義」。
- 186 当たり障り(あたりさわり)
- 187 類(るい、たぐい)
- 188 リフレクティブ(reflective)
- 反射する。反省。本書では「内省的」。
- 189 閃き(ひらめき)
- 190 形相因(けいそういん)
- 巻末の用語解説にあります。
- 191 ベンチマーク(bench mark)
- 水準。指標。基準。他を基準に改善する方法。本書ではどの意味で使っているのでしょうか。
- 192 シャドーイング(shadowing)
- すぐに復唱することのようです。
- 193 虚空(こくう)
- 194 瑣末(さまつ)
- 些末(さまつ)。
- 195 パイロットプロジェクト(pilot project)
- 試験的に実施される計画や事業のことでしょうか。どうも1つの単語ではなく、「pilot」+「project」のようです。
- 196 パラリシス(paralysis)
- 麻痺(まひ)。無気力。停滞。本書では「麻痺」。
- 197 コクーン(cocoon)
- 繭(まゆ)。
- 198 パロディ(parody)
- パロディー。
- 199 アルゴリズム(algorithm)
- 200 オーセンティック(authentic)
- 201 システム理論
- システム論? インターネットなどで調べました。
- 202 ファシリテート(facilitate)
- 促進する。本書ではそのまま。
- 203 ハブ(hub)
- 中心。中枢。
- 204 倒置(とうち)
- 205 共時性(きょうじせい)
- シンクロニシティ(synchronicity)のことでしょうか。
以下余白