『学習する組織』
原題は『THE FIFTH DISCIPLINE』
- 副題など
- 「システム思考で未来を創造する」
- 原副題は「THE ART AND PRACTICE OF THE LEARNING ORGANIZATION」
- 帯には「経営の『全体』を綜合せよ。」「マネジメントの形を根本的に変えた」などとありました。
- 著者など
- ピーター・M・センゲ(Peter M.Senge)氏著
- 枝廣 淳子(えだひろ じゅんこ)氏、小田 理一郎(おだ りいちろう)氏、中小路 佳代子(なかこうじ かよこ)氏共訳
- 出版社など
- 英治出版株式会社 さん
- 版刷など
- 2011年6月第1版。読んだものは、2016年1月第1版10刷。
- ボリューム
- 581ページ。ただし、550から567ページは「付録」で、568ページ以降は「原注」です。
感じたこと
ある組織の上司の言葉を思い出しました。
当時、私が所属していたのは小さな営業所でした。ちょうど、消費税が翌年に導入されようとする時期で、どのように対応するのか、何回も会議がありました。
消費税というのは、本体価格に対しての消費税を消費者が負担するものです。ですから、本来、仕入れ価格が変わることはなく、事業者が消費税を納める税制度のはずです。(詳しくは、国税庁のホームページをご覧ください。検索サイトでは「消費税のしくみ 国税庁」で検索してみてください)。
ところが、小売業では、レジ(金銭登録機)を消費税対応にする必要があり、設備投資をすることになります。また、ビジネスパーソンが使う電卓なども消費税対応のものが売り出されたりしました。組織で働く人たちに消費税の仕組みと取り扱いについて、研修する必要もあります。このように消費税の制度に対応するため、どこかでコストがかかります。そのため、値上げをせざるを得ないところが出てきます。いくつかの組織が値上げをすると、回り巡って、関係のなさそうなところまで値上げをすることになります。私がいた組織も消費税対策として費用がかかっていたようです。商品の値上げの指示が上司からありました。
営業所として注意するのは、値上げをしても同業他社に顧客を取られないことです。同業者と値上げ幅を相談できればいいのですが、法律上、許されるはずがありません。他業者の動向を見ながら、慎重に値上げを考えていました。
私は数社ほど顧客を担当していました。上司の指示どおり、値上げ額と交渉の計画案をつくりました。しかし、私は商品の原価がわかりません。原価は企業秘密なので、幹部しか知らないのです。値上げをして、採算が合うのかどうかもわかりませんでした。そして、それを持って上司である営業所長のヒアリングを受けました。
計画案については、概ね上司から了解をもらいました。それもそのはずで、私の担当している顧客は、売上額に影響のない、納入実績の評価にも当たらない零細の取引先ばかりだったからです。
ただ、その上司から、値段設定の基本的な考え方として、次のような話がありました。
自分たちが生活する以上、どんな組織でも損を出すわけにはいかない。自分の組織だけしかない商品だからといって、利ザヤを大きく取って、あこぎなことをしてはいけない。
目的や使命感がはっきりした組織で、将来に希望があるなら、原価を割って取引しても構わない。それで、その組織が目的を達成できれば、自分たちの売上だけでなく、そのサービスや商品が私たちを豊にしてくれるかもしれない。
自分たちの売上だけでなく、取引先の成長を考えることも大切だ。大きな利ザヤで納品すると、その組織は、商品開発が遅れたり、潰(つぶ)れるかもしれない。成功しても、サービスや商品が高額になり、お金持ちしかその恩恵を受けられないかもしれない。
商品の価格は、それなりの利ザヤがある。極端な言い方をすれば、自分たちの組織が潰(つぶ)れない程度でよい。ある納入先が原価を割っていても、他の取引先からの利益で、全体として採算があえばそれでよい。
自分だけが得するような商売はよくない。全体を見ながら、商売をした方がよい。
自分が儲けた金だから、何に使おうが自分の勝手だ、というのを聞くことがある。豪遊したり、高級車を乗り回したりする人もいる。それは誰でも憧れることかもしれない。他人の金だから何に使おうが文句を言う筋合いはない。しかし、平均的なサラリーマンがそんな生活をしていたら、他の組織に勤める人たちはどう思うだろう。あこぎな商売をしているとか、利ザヤを取り過ぎていると思うかもしれない。
遊ぶことは、もちろん大切なこと。しかし、余裕のあるお金は貯(た)めておいて、何かを学んだり、慶弔費を弾(はず)むことも大切なこと。人の役に立つようなお金の使い方を考えてはどうか。お金の使い方は大切だ。
値段設定やお金の使い方について、私はこんな風に考えている。君も一度考えてみて欲しい。その上で、値上げ幅の意味を確認し、どのように交渉に臨むのか気持ちを準備して欲しい。
忠実な再現はできませんが、大体、こんな感じでした。
ちなみに、この上司は、歴史好きで、いつも本を持ち歩いていました。取引先に同行してもらう電車の中では、おもむろに本を開いていました。いつも落ち着いていて、物事の本質を知ろうとする感じがありました。私から見て、なかなかの紳士でした。
この話を聞いた私は、世間の人たちはこのように考えているんだ、と思いました。そして、上司のヒアリングでOKが出たので、交渉のことで頭が一杯でした。当時は、この話の意味を表面的にしか捕らえていませんでした。目立たないように値上げする、といった感じでしょうか。
ところが、この話は私の頭の中にずっと引っ掛かっており、何かをきっかけに必ず思い出します。また、これと似たような話をする人がおり、同じ考えを持った人々がいることを知りました。いまだに、多くのことを感じさせてくれる話です。
今から思えば。お金を儲けるのも使うのも、人が生きていくためです。しかし、人は一人では生きていけません。協力し合いながら、ある程度の寛容さと慎(つつ)ましさがいります。それは、全体で人という種を残すことであり、各人が生きていき、子孫を残す方法なのでしょう。
一部の人に、お金、知識、才能などが集中すると、種を残す全体が弱まる気がします。
お金は分配できます。しかし、知識はまだしも、才能を分け合うことはできません。人は、いろんな面で得手不得手があります。仮に万能の人がいたとしても、一人で何もかもできるわけではありません。それぞれの人が役割を務めて、協力しあって、ある水準の生活ができます。
才能は努力だけでは得られません。お金や知識、知恵も巡り合わせによるところがあります。どうしてそうなるのか、誰にもわかりません。そして、人類が種を残そうとする理由も同じです。それは天からの授かり物としかいいようがありません。
有り余るほどのお金、知識、知恵があるなら、人類の役に立つように使ってはどうでしょう。少しくらい天にお礼をしてもバチは当たらないでしょう。ヒトという種を残すことを天が決めたとしたらなおさらです。
私が感じるのは、全体の中で組織のあり方や役割があり、個人も同じだ、ということです。極端にバランスを欠くと、全体に歪みが生じ、自らも窮地に陥るだろうこと。個々人が役割やできることに務め、全体が強くなると、人により多少はあっても恩恵はあるはずです。しかも、安定した恩恵になるはずです。
この上司の話を聞いた頃、別のセクションの先輩に夕食をよくご馳走してもらっていました。スナックの店長がよく口にしていたのが「相身互い(あいみたがい)」でした。人類の繁栄、自らが生きるということでは、全員が「相身互い(あいみたがい)」です。
この書物を選んだ理由
書籍『ビジョナリー・カンパニー』を買った時に気になりました。本のタイトル『学習する組織』を見て、これはきっと組織が有機的に動くことを書いているに違いないと思いました。迷わず買って読むことにしました。
私の読み方
書籍『ビジョナリー・カンパニー』を読んだ時と同じような感触がありました。何か物足りないというか、何か違うような気がします。
確かに、分析、気づき、創造、応用など一つ一つが高度で質が高いと感じます。しかし、地球規模の全体を視野に入れた組織の学習が、結局は、1つの組織が利益を上げ続け生き残ることに落ち着いているように感じました。
本書は、企業の「持続可能性(サステイナブル)」を追求しています。それに必要なのが、組織が学習できることが1つの条件のようです。組織の学習に必要なのが、構成員個人の意識を変えることです。そして、ダイアログという議論の仕方を訓練します。ここでは、個人が自らの意識を変えることを言っていました。
私たちが個人の意識をこのように変えるなら、何も1つの組織にこだわる必要はないはずです。私たち人類が宇宙に存在し続けるように考えてもよさそうなものです。人類が存在し続けるという意味での「持続可能性(サステイナブル)」に昇華するのが自然な流れのような気がします。
このように考えると、人類が存在し続けるのに、会社のような組織だけにターゲットを絞る必要はなくなります。むしろ、コミュニティの質の向上についての研究でもいいのではと思ってしまいます。何らかの目的意識や人的つながりは、意欲的な活動に発展し、目覚ましい成果を上げる可能性を感じさせてくれます。
映画などの制作委員会、インターネットなどで有志が協力するクラウドファンディング(Crowdfunding)、インターネットで有志が情報を作り上げるサイトなどがその兆候です。1つの組織から目的を持ったコミュニティ活動へ移行しつつあります。個人も、1つの企業に所属するだけでなく、いくつものコミュニティに参加することもあるはずです。
これは、企業の目的のために個人が働くことから、個人の資質や能力を使って人類の目的を達成することへ移行しているようです。最も大きな違いは、個人が自分の意志や行動で、目的をつくったり、選んだり、参加することです。企業などの組織は無くならないとしても、世の中にいる人々の意識は変わっていくはずです。人の集団性は変わらないとしても、個人の目的は多様化するかもしれません。
読むのに苦労しました。理由の1つに、読む時間をつくれませんでした。そして、読んでいて、なかなか頭に内容が入ってきません。読み始めて3年も経つと、読むのに飽きてきたのかもしれません。雑念も多く、本に関係のないことが頭に浮かんでは消える状態でした。
読んでいて感じたのは、文脈が繋がらないことです。次の文は肯定になる気がするのに、否定になっていたりします。ねじれた関係に思えることもありました。何かキツネにつままれた気分でした。何回も同じところを読み返したり、少し先までとりあえず読んでみたり、読んだところを振り返ってみたりと、行ったり来たりしていました。それでも理解できなかったところが、たくさんありました。
原因を考えてみました。この分野について、知識がないことがあります。知識が無いので読みを進められません。すると、退屈して、集中力がなくなります。本の内容に興味があっても、わからないと読めなくなります。
難しい言葉や言い回しがあるわけでもないのに、思うように読めませんでした。初めて味わう感触でした。
形式です。
文字の大きさ、行の長さ間隔、余白は適当で見やすかったです。余白は、下を広く取ってありました。図や★の注が記されていました。原注は、巻末に記載がありました。原注も余白の下に記載した方が、ページをめくる手間が省けるように思いました。
どうしても欲しいと思ったのが、索引と用語の解説です。多くの言葉や考え方が出てくるので、こんがらがることがありました。これがあると、すぐに解決できる気がします。
読んだ順番は、ページ順に読みました。本書の「結び」を最初に読みませんでしたが、後悔はしませんでした。むしろ、ページ順に読んでよかったと思いました。
本書の旧版は1990年に出版されているようです。当時はまだ、インターネットは盛んではなかったはずですが、今ではなくてはならないものになりました。ネット社会の新しいコミュニティを考えると、本書のダイアログなどは、今後ますます必要になりそうです。
欧米は、自己主張が強く、相手に強要することしか考えていないイメージがありました。ところが、本書は、自らが変わって全体を動かすことを主張しています。どのように自らを変えるのか、東洋とどこが違うのか、が気になりました。こういったことから、いろんなことに気づかされる、めずらしい本かもしれません。
読書所要時間など
- 所要時間
- 18日17時間14分
- 読み始め
- 2017(平成29)年2月17日(金)22時31分~
- 読み終わり
- 2017(平成29)年3月8日(水)~15時45分
- 読んだ範囲
- カバー、帯。本書。ただし、奥付は軽く目を通し、巻末の書籍広告は見ていません。原注は、わからない英単語を調べてまでは読んでいません。
取り上げられた書物など
- 『最強組織の法則』 ピーター・M・センゲ氏著 本書の旧版
- 『ビジネス・ウィーク』『フォーチュン』『フォーブス』『スローン・マネジメント・レビュー』雑誌
- 『ハーバード・ビジネス・レビュー』
- 『認知革命』 ハワード・ガードナー氏著
- 『部分と全体』 ヴェルナー・ハイゼンベルク氏著
- 『省察的実践とは何か』 ドナルド・ショーン氏著
その他、多数の書籍の紹介がありました。
出来事
3月5日(日) 長野県の防災ヘリコプターが墜落。
2月16日(木) ミッフィーの絵本作家、ディック・ブルーナ氏死去。
ひととき
暖かい日ではなかったのですが、公園の水辺でスズメが水浴びをしていました。
平成29年2月19日(日)撮影。
冬でも咲いている花を見かけますが目立ちます。遊歩道の土手に咲いていた菜の花です。
平成29年2月21日(火)撮影。
調べたこと
- 1 学習(がくしゅう)
- 2 組織(そしき)
- 3 経営(けいえい)
- 4 綜合(そうごう)
- 総合(そうごう)。
- 5 ディシプリン(discipline)
- 訓練。本書では22ページの★注、45ページに解説があります。
- 6 原題The fifth discipline
- 直訳すると「第5の訓練」でしょうか。第5とは「システム思考」のことのようです。目次にあります。
- 7 The art and practice
- アート(art)は「技術」、プラクティス(practice)は「習慣」。
- 8 レジリアンス(resilience)
- レジリエンス。本書では「しなやかさ」。弾力性。
- 9 彼処(かしこ)
- 本書では「ここかしこ」。
- 10 一朝一夕(いっちょういっせき)
- 11 常套手段(じょうとうしゅだん)
- 12 アンサンブル(ensemble)
- フランス語。
- 13 即興(そっきょう)
- 14 開放(かいほう)
- 参考:解放(かいほう)。
- 15 明晰(めいせき)
- 16 直截(ちょくせつ)
- 17 上辺(うわべ)
- 18 洞察(どうさつ)
- 19 喧伝(けんでん)
- 20 ダイアログ(dialog、アメリカ)
- ダイアローグ(dialogue)。
- 21 的確(てきかく、てっかく)
- 適確(てきかく)。
- 22 廃れる(すたれる)
- 23 瓦礫(がれき)
- 24 マネジメント(management)
- マネージメント。
- 25 サステナビリティ(sustainability)
- 本書では「持続可能性」。
- 26 狂乱(きょうらん)
- 27 理念(りねん)
- 28 俄然(がぜん)
- 29 固執(こしゅう、こしつ)
- 30 口実(こうじつ)
- 31 マスタリー(mastery)
- 制御、統御。
- 32 凡庸(ぼんよう)
- 33 性分(しょうぶん)
- 34 華奢(きゃしゃ)
- 花車(きゃしゃ)。
- 35 胸が躍る(むねがおどる)
- 36 気迫(きはく)
- 気魄(きはく)。
- 37 馴染み(なじみ)
- 38 ステートメント(statement)
- 39 声明(せいめい)
- 40 ビジョン(vision)
- 41 追従(ついじゅう)
- 参考:追従(ついしょう)。
- 42 コミットメント(commitment)
- かかわり合い。傾倒。本書282ページに解説があります。本書515ページには「約束」とありました。1つの言葉ですが、いろいろな意味に使われているようです。
- 43 指図(さしず)
- 44 対峙(たいじ)
- 45 パーカッション(percussion)
- 46 コンカッション(concussion)
- 47 天賦(てんぷ)
- 48 颯爽(さっそう)
- 49 倣う(ならう)
- 50 グノーシス(gnosis)
- ギリシア語。
- 51 全集(ぜんしゅう)
- 52 ダイナミクス(dynamics)
- 原動力、活動力。
- 53 瀕する(ひんする)
- 54 インスピレーション(inspiration)
- 55 スパイラル(spiral)
- 56 発足(はっそく、ほっそく)
- 57 アソシエイツ(associates)
- アソシエーツ。事業の仲間。
- 58 鋤く(すく)
- 59 半端(はんぱ)
- 60 へま
- 61 終焉(しゅうえん)
- 62 レバレッジ(leverage)
- てこ、影響力。
- 63 相殺(そうさい)
- 64 寓話(ぐうわ)
- 65 察する(さっする)
- 66 行間を読む(ぎょうかんをよむ)
- 67 敬虔(けいけん)
- 68 日和見主義(ひよりみしゅぎ)
- 69 煌煌(こうこう)
- 70 義理堅い(ぎりがたい)
- 本書では「義理固い」。
- 71 苛立つ(いらだつ)
- 72 先見の明(せんけんのめい)
- 73 愕然(がくぜん)
- 74 寒気を覚える(さむけをおぼえる)
- インターネットで調べました。
- 75 見え透く(みえすく)
- 76 サプライ・チェーン(supply chain)
- 製造業の、原材料調達から完成品を出荷するまでの流れ、のことでしょうか。インターネットなどで調べました。
- 77 忙殺(ぼうさつ)
- 78 スケープゴート(scapegoat)
- 79 乱高下(らんこうげ)
- 80 無手(むて)
- 81 打ち手(うちて)
- 82 抗う(あらがう)
- 83 落胆(らくたん)
- 84 生兵法は大怪我の基(なまびょうほうはおおけがのもと)
- 85 サイバネティックス(cybernetics)
- 86 細密(さいみつ)
- 87 ブレイクスルー(breakthrough)
- ブレークスルー。躍進。
- 88 ジャイロスコープ(gyroscope)
- インターネットで画像を確認しました。
- 89 マインドセット(mind-set)
- 習慣や先入観などにより固定された物の見方や考え方のことでしょうか。インターネットなどで調べました。
- 90 憂慮(ゆうりょ)
- 91 乖離(かいり)
- 92 静脈(じょうみゃく)
- 93 リーン生産方式
- インターネットで調べました。
- 94 宿敵(しゅくてき)
- 95 淘汰(とうた)
- 96 虜(とりこ)
- 97 デジャ・ビュ(déjà vu)
- フランス語。
- 98 ニッチ(niche)
- 99 閾値(いきち)
- 100 忌避(きひ)
- 101 ライン部門
- 対義語:スタッフ部門。
- 102 漸進主義(ぜんしんしゅぎ)
- 103 ぶれ
- 104 厭う(いとう)
- 105 自認(じにん)
- 106 パラグラフ(paragraph)
- 107 急き立てる(せきたてる)
- 108 餌食(えじき)
- 109 失墜(しっつい)
- 110 脆弱(ぜいじゃく)
- 111 神聖(しんせい)
- 112 情操(じょうそう)
- 113 眼識(がんしき)
- 114 対置(たいち)
- 115 熟達(じゅくたつ)
- 116 全人(ぜんじん)
- 117 誓約(せいやく)
- 118 不毛(ふもう)
- 119 萎える(なえる)
- 120 落伍(らくご)
- 落後(らくご)。
- 121 恭しい(うやうやしい)
- 122 格式(かくしき)
- 123 悠長(ゆうちょう)
- 124 じりじり
- 125 成就(じょうじゅ)
- 126 不実(ふじつ)
- 127 ぎくり
- 128 守銭奴(しゅせんど)
- 129 恩寵(おんちょう)
- 130 疎通(そつう)
- 疏通(そつう)。
- 131 ラポール(rapport)
- フランス語。心理学用語。人間関係における親和性のことのようです。
- 132 証左(しょうさ)
- 133 変態(へんたい)
- 134 メタモルフォーゼ(metamorphose)
- ドイツ語。変態。
- 135 相称(そうしょう)
- 136 未達(みたつ)
- 137 陥る(おちいる)
- 138 森羅万象(しんらばんしょう)
- 139 正真正銘(しょうしんしょうめい)
- 140 金科玉条(きんかぎょくじょう)
- 141 涵養(かんよう)
- 142 地政学(ちせいがく)
- 143 カルテル(Kartell)
- ドイツ語。英語は「cartel」。
- 144 懐疑(かいぎ)
- 145 機動(きどう)
- 146 騒乱(そうらん)
- 147 動乱(どうらん)
- 148 十把一絡げ(じっぱひとからげ)
- 「じっぱ」に注意。「じゅっぱ」ではない。
- 149 噯(おくび)
- 150 噯にも出さない(おくびにもださない)
- 151 目のあたり(まのあたり)
- 「目の当たり」「目の辺り」の意味のようです。
- 152 真髄(しんずい)
- 神髄(しんずい)。
- 153 人伝(ひとづて)
- 154 忌憚(きたん)
- 155 消耗戦(しょうもうせん)
- 156 袋小路(ふくろこうじ)
- 157 定則(ていそく)
- 158 声高(こわだか)
- 159 傑出(けっしゅつ)
- 160 ライブラリー(library)
- 161 来る(くる、きたる)
- 162 攻囲(こうい)
- 163 鎮圧(ちんあつ)
- 164 守勢(しゅせい)
- 165 砦(とりで)
- 寨(とりで)、塁(とりで)、取出(とりで)。
- 166 触れ込む(ふれこむ)
- 167 buy into
- 本書に意味の表記があります。
- 168 雲泥の差(うんでいのさ)
- 169 エンロールメント(enrollment)
- 本書に意味の表記があります。
- 170 コミット(commit)
- 関わること。傾倒する。
- 171 コンプライアンス(compliance)
- 参考:「法令遵守(ほうれいじゅんしゅ)」。
- 172 イニシアチブ(initiative)
- 173 旧態依然(きゅうたいいぜん)
- 174 禍根(かこん)
- 175 偽善(ぎぜん)
- 176 僻み(ひがみ)
- 177 角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす)
- 178 手綱(たづな)
- 179 為せば成る(なせばなる)
- 180 至高(しこう)
- 181 昇華(しょうか)
- 182 最高潮(さいこうちょう)
- 183 アラインメント(alignment)
- 一直線に整列すること。本書では「合致」。
- 184 コヒーレント(coherent)
- 本書では「干渉性の」「一貫性の」。インターネットなどで調べました。
- 185 インコヒーレント(incoherent)
- 本書では「非干渉性の」「非一貫性の」。インターネットなどで調べました。
- 186 グルーヴ(groove)
- 本書に解説があります。
- 187 ホリスティック(holistic)
- 188 剣が峰(けんがみね)
- 189 礎石(そせき)
- 190 セッション(session)
- 191 脆い(もろい)
- 192 クエーカー(Quaker)
- 193 高尚(こうしょう)
- 194 ジレンマ(dilemma)
- ディレンマ。
- 195 オーラ(aura)
- 196 手立て(てだて)
- 197 ブレインストーミング(brainstorming)
- ブレーンストーミング。
- 198 斑(むら)
- 199 癒す(いやす)
- 200 施策(しさく、せさく)
- 201 速断(そくだん)
- 参考:即断(そくだん)。
- 202 帰着(きちゃく)
- 203 牛耳る(ぎゅうじる)
- 204 TQM(Total Quality Management)
- TQC(Total Quality Control)。本書に意味の表記があります。
- 205 四苦八苦(しくはっく)
- 206 reflections
- 本書では「振り返り」。
- 207 プロトタイプ(prototype)
- 本書では「試作品」。
- 208 ベンチマーキング(benchmarking)
- 経営手法の1つ。参考:コンピテンシー(competency)。
- 209 ベスト・プラクティス(best practice)
- 経営手法の1つ。参考:コンピテンシー(competency)。
- 210 ワークショップ(workshop)
- 211 煽る(あおる)
- 212 口火を切る(くちびをきる)
- 213 標榜(ひょうぼう)
- 214 腑に落ちない(ふにおちない)
- 215 今日(こんにち、きょう)
- 読み方により意味が変わることがあります。文脈から判断するしかないようです。
- 216 怯える(おびえる)
- 217 喚く(わめく)
- 叫く(わめく)。
- 218 言わずもがな(いわずもがな)
- 219 辺鄙(へんぴ)
- 220 ITベンダー(IT vendor)
- インターネットで調べました。
- 221 エコシステム(ecosystem)
- 生態系のことでしょうか。
- 222 エンパワーメント(empowerment)
- 本書に意味の表記があります。
- 223 照準(しょうじゅん)
- 224 百聞は一見に如かず(ひゃくぶんはいっけんにしかず)
- 225 共進化(きょうしんか)
- 226 進捗(しんちょく)
- 227 信憑性(しんぴょうせい)
- 228 荷車(にぐるま)
- 229 誑かす(たぶらかす)
- 230 真摯(しんし)
- 231 破綻(はたん)
- 232 窮地(きゅうち)
- 233 些か(いささか)
- 聊か(いささか)。
- 234 ぶっきらぼう
- 235 心得る(こころえる)
- 236 敏捷(びんしょう)
- 237 信条(しんじょう)
- 238 創る(つくる)
- 初めて創り出すこと。参考:「作る(つくる)」。「造る(つくる)」は、時間をかけてつくるものに使うようです。
- 239 喚起(かんき)
- 240 遮る(さえぎる)
- 241 静養(せいよう)
- 242 黎明期(れいめいき)
- 243 ティッピング・ポイント(tipping point)
- 急に変わる時をいうようです。インターネットで調べました。
- 244 未曾有(みぞう)
- 245 エクスチェンジ(exchange)
- 取引所。
- 246 オーガニック・エクスチェンジ
- 調べましたが、わかりませんでした。
- 247 感傷(かんしょう)
- 248 佇む(たたずむ)
- 249 素地(そじ)
- 250 ドクトリン(doctrine)
- 251 逼迫(ひっぱく)
- 252 的を射る(まとをいる)
- 参考:「当を得る(とうをえる)」。
- 253 メタノイア
- 本書では「認識の転換」。インターネットで調べると、ギリシア語で、聖書に関係する言葉で「悔い改め」のことのようです。
- 254 鼓舞(こぶ)
- 255 スチュワード(steward)
- 本書では「執事」。
- 256 執事(しつじ)
- 257 イントラネット(intranet)
- 258 ポータルサイト(portal site)
- 259 サーバント(servant)
- 奉仕者。召使い(めしつかい)。
- 260 首尾一貫(しゅびいっかん)
- 261 たわい無い(たわいない)
- 262 悶悶(もんもん)
- 263 心像(しんぞう)
- 264 ・・・シップ(・・・ship)
- 名詞をつくる接尾辞。
- 265 露呈(ろてい)
- 266 錨(いかり)
- 英語では「アンカー(anchor)」。アンカーには、力になるものとか、よりどころとなるものとか、の意味があるようです。頼りになるものをいうようです。
- 267 元の木阿弥(もとのもくあみ)
- 268 暁(あかつき)
- 269 射手(いて)
- 270 第三世界(だいさんせかい)
- 271 袂を分かつ(たもとをわかつ)
- 272 スピンオフ(spin-off)
- 分社化のことのようです。
- 273 強靱(きょうじん)
- 274 コモディティ化(commodification)
- 本書では「普及品化」。競合する製品間に特徴がなくなることで、大衆化のことをいうようです。
- 275 窮余(きゅうよ)
- 276 窮余の一策(きゅうよのいっさく)
- 277 表土(ひょうど)
- 278 ステークホルダー(stakeholder)
- 本書では「利害関係者」。
- 279 イデオロギー(ideology)
- 280 陣容(じんよう)
- 281 メンター(mentor)
- 助言者。対義語は「メンティー(mentee)」。
- 282 既視感(きしかん)
- 心理学用語。デジャビュ(déjà vu)のこと。
- 283 本流(ほんりゅう)
- 284 巨視的(きょしてき)
- 対義語は「微視的(びしてき)」。
- 285 共創(きょうそう)
- 市場調査の用語のようです。インターネットで調べました。
- 286 詳説(しょうせつ)
- 287 稀有(けう)
- 希有(けう)。
- 288 異色(いしょく)
- 289 太刀打ち(たちうち)
- 290 辺縁(へんえん)
- 291 古参(こさん)
- 292 回帰(かいき)
- 293 屈服(くっぷく)
- 屈伏(くっぷく)。
- 294 coda
- 音楽用語。終結部。本書では「結び」。
- 295 贔屓(ひいき)
- 296 烙印(らくいん)
- 297 烙印を押される(らくいんをおされる)
- 298 ガイア理論(がいありろん)
- インターネットで調べました。
- 299 ディターディング
- シェルの創業者の名前。インターネットで調べました。
- 300 スペクトラム(spectrum)
- 変わるものの範囲。
以下余白