『あなたの人生を変える睡眠の法則』
- 副題など
- 「朝昼夕3つのことを心がければOK!」
- 添え書きが、「睡眠の質がよくなると、おもしろいほどやる気がわき上がる!」
- 著者など
- 菅原 洋平氏著
- 出版社など
- 自由国民社さん
- 版刷など
- 初版2012年9月。読んだ本は、2013年5月初版第16刷
- ボリューム
- 191ページ
感じたこと
継続は力なり、でしょうか。
睡眠の獲得は、毎日の実践の中にあったのですね。
本書の図は、理解するのに助かりました。特に、睡眠の日誌は、書き方を示してあり、私も同じ紙を用意して、記録してみようかなと思いました。本書にある改善の典型例を参考に、記録結果をみていけば、自分の求める睡眠に近づくのではないか、との希望を持ちました。実際に使える本だなと感じました。
本書は、眠りに悩む者に寄り添って、書かれていることです。同じテーマの本と同じく、本書もセロトニン、メラトニンなど学問的なことが書いてあります。どうして、これらの物質が人間に存在して、必要で、どのような物質なのか、私には理解できません。私が知りたいのは、どのようしたら眠れるのか、です。その方法なのです。このせっかちな私が、はっと感じたのが、「信じて言われた通りに実行するという考え方ではなく、自分に起こった変化を常に評価しながら、自分なりのスタイルを見つけ出すことが大切です」(127ページの最後の2行から引用しました。)の言葉です。この2行は、人の心に寄り添う者でなければ、思いつかないものだと感じました。何も睡眠だけのテーマに限ったことではありません。向上を求める者すべてに言えることだと思いました。
ただ私が心配することが一つあります。それは、人間の根幹に関係する機能を使って、企業の利益を追求することです。
労働者は契約によって、決められた時間を働いています。疲労をとる技術があるなら、残業をさせても大丈夫、ということになりかねません。社員に、睡眠の管理を義務づける企業も出てくるかもしれません。24時間、社員は、会社に管理される可能性があるのです。一日中、社員は緊張状態に置かれることも考えられます。卵を産む鶏のように、四六時中、働き続ける状態になるかもしれません。
睡眠について、未だに科学でわからないこともあり、個人差もあるようです。企業が人材を確保する際に、これらの技術を使い、必要な能力が備わっている人材だけを採用することも考えられます。これらの技術を駆使した結果、新たな精神疾患、社会現象を生む可能性もあると思います。
社会は、科学技術の向上により、機械化が進められてきました。それにより、労働が軽減されると思われていました。現実には、機械が導入されると、労働者が減らされることになりました。パソコンが出たとき仕事が楽になると思っていましたが、普及するにつれ仕事の量が恐ろしいほど増えました。今では、介護ロボット、手術をするロボットなどが開発されているようです。その一方で、軍事用のロボットも開発されています。
これらの技術を応用する前に、聞こえのよい部分だけでなく、弊害についても検証する必要がありそうです。進む方向によっては、私たちの社会や人生を、良くも悪くも、大きく変えてしまうからです。
この書物を選んだ理由
タイトルの人生を変えてくれる睡眠とは何かを知りたいので読むことにしました。
私の読み方
文字の大きさ、行間、色のついた字、太字など、読み手にやさしい本だと思いました。各章末に、ポイントとして、大切なことをまとめてありました。コラムが絶妙で、著者自身の感じ方、考え方が、本章の内容をよりわかりやすくしているようです。本章、図、各章ポイント、コラムはページをめくるとすぐにわかるようになっていて、必要なところを読む際に便利だと感じました。睡眠に悩む私は、注意力が弱く、記憶に残りづらいので、この気遣いをうれしく思いました。また、本を読むのが苦手な私は、このような本が増えてくれればいいなと思いました。
同じテーマの本を読むと、同じ言葉や内容が出てきますので、読んでいて抵抗が少ないように感じます。
『読んでやる』、実践の7冊目ですが、文章の見え方に変化がありました。2、3行、全体がはっきりと見えるようになるときがありました。本がよくできているということもありますが、私にとって初めての感覚です。目をあまり動かさないので、本当に見ているのか、という感じになりました。脳に映った文章を読むのですが、楽に見ることができて読めます。わからない言葉があった場合は、当然読むのを中断して調べますが、楽に再開できるような気がしました。
不安なことも出てきました。視力が急激に落ちてきたのです。朝はまだしも、夕方は最悪です。目と意識の使い方にあるのか、編集時にパソコンを多用するために起こるのか、それとも体に異変があるのか、原因がわからないので心配です。
読書所要時間など
所要時間 : 6日8時間10分
読み始め:平成25年12月14日(土)14時40分
読み終わり:平成25年12月20日(金)22時50分
読んだ範囲は、「はじめに」から「著者紹介」まで。目次、参考文献はさらっと目を通しました。
出来事
12月15日(日)カーリング日本女子の五輪出場が決まる。
12月16日(月)神奈川県・厚木基地の米軍ヘリコプターが不時着に失敗。
12月19日(木)京都の飲食店社長が射殺される。
12月19日(木)東京都知事が辞意表明。
取り上げられた書物
本書の参考文献に書いてあります。
調べたこと
- 1 冴える(さえる)
- 2 イライラ(苛苛)
- 3 しょうがない(仕様がない)
- 4 医療(いりょう)
- 5 作業療法士(さぎょうりょうほうし)
- occupational therapist。OT。厚生労働大臣の免許。医師の指示下で業を行う。
- 6 理学療法士及び作業療法士法
- 第二条第四項に、「・・・厚生労働大臣の免許を受けて、作業療法士の名称を用いて、医師の指示の下に、作業療法を行うことを業とする者をいう」とありました。作業療法士として活動するには、必ず医師が関わらなければならないということでしょうか。
- 7 医師法(いしほう)
- 第十七条に「医師でなければ、医業をなしてはならない」とありました。
- 8 薬事法(やくじほう)
- 第六十八条に「何人も、・・・、その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告をしてはならない」とありました。
- 9 何人(なんぴと)
- 人は、「pito」と読むようです。※「pi」は「ぴ」、「bi」は「び」。
- 10 リハビリテーション(rehabilitation)
- 社会生活を再開するためにする訓練のことのようです。
- 11 一旦(いったん)
- 12 駆使(くし)
- 13 やる気(遣る気)
- 14 焦る(あせる)
- 15 完璧(かんぺき)
- 16 訓練(くんれん)
- 17 張り詰める(はりつめる)
- 18 褒美(ほうび)
- 19 活躍(かつやく)
- 20 パタッと(ぱたっと)
- ばたっと。
- 21 コンコン(渾渾、混混)
- 22 湧き上がる(わきあがる)
- 23 前向き(まえむき)
- 24 ちゃんと
- 25 シチュエーション(situation)
- 26 冒険(ぼうけん)
- 27 警告(けいこく)
- 28 タンス(たんす、箪笥)
- 29 カド(かど、角)
- 30 アメ(あめ、飴)
- 31 片付ける(かたづける)
- 32 キャッチ(catch)
- 33 オフィスワーカー(office worker)
- 34 翌朝(よくちょう)
- 35 頑張る(がんばる)
- 36 覚醒(かくせい)
- 反対語は、睡眠?
- 37 参考(さんこう)
- 38 法則(ほうそく)
- 39 人生(じんせい)
- 40 コラム(column)
- 41 難易(なんい)
- 42 ・・・度(・・・ど)
- 43 既存(きぞん)
- 44 事業(じぎょう)
- 45 非の打ち所がない(ひのうちどころがない)
- 非の打ちようがない(ひのうちようがない)。
- 46 テンション(tension)
- 47 新規(しんき)
- 48 開拓(かいたく)
- 49 取引先(とりひきさき)
- 50 恐怖(きょうふ)
- 51 過剰(かじょう)
- 52 興奮(こうふん)
- 53 順化(じゅんか)
- 54 慣れ(なれ)
- 55 チャレンジ(challenge)
- 56 自体(じたい)
- 57 突然(とつぜん)
- 58 提唱(ていしょう)
- 59 真似(まね)
- 60 最適(さいてき)
- 61 上司(じょうし)
- 62 感覚的(かんかくてき)
- 63 邪魔(じゃま)
- 64 デリケート(delicate)
- 65 同士(どうし)
- 66 マッチング(matching)
- 67 ひらめき(閃き)
- 68 詰まる(つまる)
- 69 フル・・・(full)
- 70 リズム(rhythm)
- 71 フィードバック(feedback)
- 1つだけだと思っていたら、「ネガティブフィードバック」なる言葉もあるようです。
- 72 気化熱(きかねつ)
- 73 未来(みらい)
- 74 志向(しこう)
- 75 フィードフォワード(feedforward)
- インターネットで調べました。本書で、この言葉が何を意味しているのかよくわかりませんでした。
- 76 気候(きこう)
- 77 順応(じゅんのう)
- 78 予測(よそく)
- 79 ツール(tool)
- 本書でのツールが何を意味しているのか、よくわかりませんでした。
- 将来に予想される残業などに対し、法則を使い、生体リズムをそれに対応できるようにして、心身にかける負担を軽減することができる、ということでしょうか。予知し、備え、事後修復する、ということでしょうか。
- 80 凝集(ぎょうしゅう)
- 81 退色(たいしょく)
- 82 誘発(ゆうはつ)
- 83 発動(はつどう)
- 84 安静(あんせい)
- 85 内的脱同調(ないてきだつどうちょう)
- インターネットで調べました。体の中にあるいろいろなリズムが、正常な状態ではなく、かみ合っていない状態のことをいうのでしょうか。
- 86 勾配(こうばい)
- 87 成果(せいか)
- 88 姿勢(しせい)
- 89 マネジメント(management)
- ゴールを目指すために努力するのではなく、良い状態を維持したり、近づけたりするように行動する、ということなのでしょうか。
- 90 危険(きけん)
- 91 回避(かいひ)
- 92 警戒(けいかい)
- 93 対処(たいしょ)
- 94 ミス(miss)
- 95 把握(はあく)
- 96 慢性(まんせい)
- 97 中途半端(ちゅうとはんぱ)
- 98 適切(てきせつ)
- 的切。
- 99 丁寧(ていねい)
- 100 気分(きぶん)
- 101 転換(てんかん)
- 気分転換は、気分と転換の2つの言葉が並んだもので、四字熟語ではありませんでした。
- 102 図る(はかる)
- 103 タイト(tight)
- 104 プレゼンティーイズム(presenteeism)
- 人事労務用語。インターネットで調べました。
- 105 倦怠(けんたい)
- 106 錯覚(さっかく)
- 107 歴然(れきぜん)
- 108 位相(いそう)
- 物理学?
- 109 マスタークロック
- インターネットで調べました。音や映像の機器を複数操作するために、タイミングを計るために使う時計があるのでしょうか。いくつかの生体リズムを統制するための時計、または、基準になる時計のことでしょうか。よくわかりませんでした。
- 110 日没(にちぼつ)
- 太陽が地平線に一部でも隠れたときではありませんでした。日の出は、地平線から完全に出たときではありませんでした。
- 111 柔軟(じゅうなん)
- 112 ミッション(mission)
- コマンド(command)、オーダー(order)との違いは何なのでしょうか。
- 113 能力(のうりょく)
- 114 チーム(team)
- 115 役割(やくわり)
- 116 役(やく)
- 117 編成(へんせい)
- 118 コンダクター(conductor)
- 視交叉上核(マスタークロック)は、オーケストラの指揮者の役割をしている、ということでしょうか。
- 119 ゆっくり
- 120 突発(とっぱつ)
- 121 びっくり
- 122 習慣(しゅうかん)
- 123 既成(きせい)
- 124 概念(がいねん)
- 既成概念は、既成と概念の2つの言葉が並んだもので、四字熟語ではありませんでした。
- 125 ウキウキ(浮き浮き)
- 126 臨む(のぞむ)
- 127 促通(そくつう)
- facilitationのことでしょうか。インターネットで調べましたが、よくわかりませんでした。
- 128 世の常(よのつね)
- 129 わざわざ(態態)
- 130 ダメージ(damage)
- 131 やり直す(遣りなおす)
- 132 度々(たびたび)
- 133 根本(こんぽん)
- 134 充実(じゅうじつ)
- 135 我慢(がまん)
- 136 疲弊(ひへい)
- 137 連続(れんぞく)
- 138 稼働(かどう)
- 139 比喩(ひゆ)
- 140 徐々に(じょじょに)
- 141 分解(ぶんかい)
- 142 到達(とうたつ)
- 143 目覚める(めざめる)
- 144 資金繰り(しきんぐり)
- 145 ヒューマンエラー(human error)
- ヒューマン・エラー。
- 146 辺り(あたり)
- 147 内言語(ないげんご)
- 148 極端(きょくたん)
- 149 未然(みぜん)
- 150 覇気(はき)
- 151 信念(しんねん)
- 152 想像(そうぞう)
- 153 指摘(してき)
- 154 リズミカル(rhythmical)
- 155 持久力(じきゅうりょく)
- 156 密接(みっせつ)
- 157 ミトコンドリア(mitochondria)
- 158 解糖(かいとう)
- 159 瞬発力(しゅんぱつりょく)
- 160 持続(じぞく)
- 161 挑戦(ちょうせん)
- 162 有酸素運動(ゆうさんそうんどう)
- aerobic exercise。無酸素運動は、anaerobic exercise。
- 163 速筋(そっきん)
- 速筋繊維(そっきんせんい)。
- 164 遅筋(ちきん)
- 遅筋繊維(ちきんせんい)
- 165 中間筋(ちゅうかんきん)
- 166 肩甲骨(けんこうこつ)
- 人体図で確認しました。
- 167 肛門(こうもん)
- 168 目一杯(めいっぱい)
- 169 ストン(すとん)
- 170 代謝(たいしゃ)
- 171 化学(かがく)
- 172 変換(へんかん)
- 173 紡錘波(ぼうすいは。spindle)
- 脳波の周波数は、δ(デルタ)波は1~3Hz徐波、θ(シータ)波は4~7Hz徐波、α(アルファ)波は8~13Hz、β(ベータ)波は14~30Hz速波。脳波は、α波、徐波、速波で表すようです。
- 174 出現(しゅつげん)
- 175 ランニング(running)
- 176 プライベート(private)
- 177 ジム(gym)
- gymnasium。日本と英語では、意味が違うのでしょうか。筋肉トレーニングをするところ(トレーニングジム)だと私は思っていました。いろんなジムがあるのかもしれません。
- 178 エクササイズ(exercise)
- 179 嫌がらせ(いやがらせ)
- 180 到底(とうてい)
- 181 装飾(そうしょく)
- 182 鎮める(しずめる)
- 「静める」との違いは?
- 183 バランス(balance)
- 184 理論(りろん)
- 185 思考(しこう)
- 186 司る(つかさどる)
- 187 精度(せいど)
- 188 敏感(びんかん)
- 189 見合う(みあう)
- 190 アクティビティ(activity)
- 191 最大限(さいだいげん)
- 192 発揮(はっき)
- 193 ガラッと(がらっと)
- 194 大・・・(だい・・・)
- 195 原則(げんそく)
- 196 念頭(ねんとう)
- 197 狙う(ねらう)
- 198 周り(まわり)
- 199 ウルトラディアンリズム(ultradian rhythm)
- インターネットで調べました。
- 200 完徹(かんてつ)
- インターネットで調べました。
- 201 急場凌(きゅうばしのぎ)
- 202 壮絶(そうぜつ)
- 203 経歴(けいれき)
- 204 冷静(れいせい)
- 205 相当(そうとう)
- 206 憤り(いきどおり)
- 207 無力感(むりょくかん)
- 208 味わう(あじわう)
- 209 執筆(しっぴつ)
- 210 教科書(きょうかしょ)
- 211 指導(しどう)
- 212 表面(ひょうめん)
- 213 もろい(脆い)
- 214 対峙(たいじ)
- 215 判断(はんだん)
- 216 趣旨(しゅし)
- 217 賛同(さんどう)
- 218 感謝(かんしゃ)
- 219 将来(しょうらい)
- 220 予防(よぼう)
- 221 セラピスト(therapist)
以下余白