『プレキソ英語』
- 副題など
- 「小学生のための英語番組」
- 4月号は「Hello! I am Tuna.英語で話そう!自分のこと」
- 著者など
- 粕谷恭子氏監修
- 出版社など
- 日本放送協会さん
- 版刷など
- 2015年4月号
- ボリューム
- 68ページ
感じたこと
『プレキソ英語』は、テレビ番組です。「小学生のための英語番組」5・6年生が対象です。
『プレキソ英語』の特徴は、
- 簡単な英語を使っている。
- ストーリーが子ども向けでわかりやすい。
- いろんな人の発音が聞ける。
- 今月のうた
- 早口ことば
です。
簡単な英語だといいますが、ストーリーは結構早口です。聞き取れそうですが、うまくいきません。また、知らない単語が出てくるとパニックになりました。「squid」って、何?です。
番組を見てからテキストを見るようにしました。子ども番組だからといって、ナメていたわけではありません。最初からテキストを見てしまうと、耳が英語に慣れないと思ったからです。頭の中で、既に文書として英語を覚えてしまうからです。これでは、学生時代の英語の授業と変わりません。わかる範囲で、聞き取るようにしました。
ストーリーが、おもしろい。キャラクターは寿司ですが、子どもにはわさびは入っていません。わさびを付けられるのは、20歳からです。ちなみに、あぶりは、30歳からです。人間でいえば、わさびは「整髪料」、あぶりは焼きを入れる「パーマ」といったところでしょうか。遠足に行って飲むのは「酢」です。しかも、最高とのコメントです。さすがは寿司です。このシーンを家族で何回も口ずさんで楽しんでいます。自然と覚えてしまいそうです。今までにない経験です。
いろんな人が、自己紹介、年齢について話していました。発音する際に、個人のクセを真似しなくてすみそうです。発音、口の形など共通するものは何かを知るのに役立ちそうです。なんだ日本語が英語に変わっただけじゃないか、もっと気楽に話せばいいじゃないかという気になります。
歌があるのに驚きました。4月は「聖者の行進」という歌が取り上げられていました。歌にすると、英語を口にしやすくなります。文のどこで区切るか、続いた単語の発音が、わかりやすいように感じました。
英語の早口ことばも私は初めての経験でした。同じ文を何回も繰り返していうことで、口や舌のこわばりが解れる感じがします。舌を慣らすのに、早口ことばはいいようです。
『プレキソ英語』を実際にやってみると、ヒアリング、スピーキングともにできたとは言いがたいものでした。やはり外国語をマスターするのは難しそうです。
その他の講座の特徴です。ラジオ番組『基礎英語1』は、発音を丁寧に取り扱っています。
テレビ番組『おとなの基礎英語』は、1つのフレーズについて、いろんな言い方を教えてくれます。テキストにはない言い方やニュアンスの違いも教えてくれるので、話すときにどう考えて伝えるのか参考になりそうです。キーフレーズについて、数人の同じ人の発音が聞けます。
3月末から講座を聞いています。ゴールデンウィークにクイズ番組で英語のヒアリング問題がでました。ゆっくりと話しているにもかかわらず、すべての言葉を聞き取れませでした。当然、全問正解とはいきませんでした。まだ、始まったばかりです。うまく聞き取れるようになるのでしょうか。
余談ですが。回転寿司のスシローさんの注文する時に使うタッチパネルは、日本語、英語、中国語、韓国語に対応しています。タッチパネルを英語モードにすると、寿司がどのように名付けられているのかわかります。「squid」、ありました。
この書物を選んだ理由
弊サイトで『たかが英語!』を取り上げました。そのとき、今の私ならどうすれば、英語を聞いたり話したりできるようになるだろうか、とふと思いました。学校で英語を習ったのは、もう何年も前です。少しだけ英語を使うのは海外旅行のときだけです。今ではすっかり英語を忘れています。簡単な英語ですら、どうだったかなというありさまです。逆に、変な知識がなくなったので、英語を一から習うチャンスと考えました。手始めに、『プレキソ英語』『基礎英語1』『おとなの基礎英語』を聞き始めました。
『プレキソ英語』は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の「A0」の一番やさしいレベルだそうです。テキストは、基本的な言葉、自己紹介ができるレベルに設定しているそうです。テキストを買う際に、『プレキソ英語』をするかどうか迷いました。しかし、はじめて習うレベルだと感じるので、小学生のための英語番組である『プレキソ英語』も聞くことにしました。
私の読み方
ヒアリングは難しいですね。年齢を重ねたからというより、私には、外国語を習得する能力がないのでは、と思ってしまいます。日本語ですら、聞き間違えるほどですから。
学生時代、ヒアリングは一字一句聞き漏らすまいと思って聞いていました。そして、1つ聞き漏らすと、後は何が何だかわからなくなりました。今は、英語を話す目的がないので、言っていることがわかればいいや、という気持ちです。すると、学生時代より、何を言おうとしているのか、わかるような感じがします。そういえば、日本語で会話するときも、一字一句に注意しては聞いていません。わからないことがあっても、大筋でわかれば、いいということになります。気になる場合、その言葉について聞き返します。コミュニケーションという意味では、英語も日本語も、伝え合えればいいことになります。このように考えると、日本語も英語も学習法は同じなのかも知れません。
これは、読書でも同じではないかと思いました。わからない言葉があるからといって、すべてを調べるのではなくて、大筋に影響する言葉だけを調べればいいのではないかと。
読書所要時間など
- 所要時間
- カウントしませんでした。
- 読み始め
- カウントしませんでした。
- 読み終わり
- 2015(平成27)年5月11日(月)17時06分
- 読んだ範囲
- 登場キャラクターの紹介ページ、各回のストーリー、言葉の対照表など。読むというより、パラパラめくって見る、確認する感じでした。広告など関係のないところは見ていません。
出来事
4月末から神奈川県箱根山の大涌谷周辺で火山性地震が活発化。
ひととき
昼咲き月見草(ヒルサキツキミソウ)です。海岸近くの公園に咲いていました。伸びかけた雑草の淡い緑色をバックに、薄いピンクの花はよく映えます。
2015(平成27)年5月8日(金)撮影。