『生物と無生物のあいだ』
- 著者など
- 福岡 伸一(ふくおか しんいち)氏著
- 出版社など
- 講談社現代新書さん
- 版刷など
- 2007年5月第1刷。読んだものは、2012年3月第33刷。
- ボリューム
- 285ページ
感じたこと
精神と感情を区別できるのでしょうか。
本書のタイトルを見て、すぐに出てきたのがこれでした。
読後いくつかの出来事を思い出しましたが、理科系の研究者が研究不正をする、ということが気になりました。新発見は興味のあるところです。本書を読むと、研究の成果と同じくらい、研究をどのように考えるのかが重要であることがわかります。
研究の目的にもよると思いますが・・・。実験方法の摸索、実験の精度、何通りかの異なる条件下での実験実績、実験結果の分析と評価、推論によるアプローチ、成果の検証など、するべきことがたくさんあるようです。しかも、どれも神経をすり減らすようなことばかりです。わずかな手順の違いや不純物の混入が、研究の信頼性をなくしてしまう。成果を得られたとしても、実証できません。過程は厳密であり、幸運の偶然が重なって、発見につながるようです。成果に至る過程の根底にあるのは、哲学のようにも感じられます。
ニュースでは研究不正とありました。この「不正」という言葉がどうも悪く聞こえます。「不正」=「悪」というイメージなのです。研究が正しく行われていれば、当然の結果がでる。研究者の意図とは無関係です。正しければ、誰がやっても同じ結果になるはずだからです。一般人から見ると、研究者がウソをついたのかどうかが問題なのです。おそらく、科学者との感じ方は違っているでしょう。
学校の試験で、間違いのない資料を整え、完全な論を展開したのに、なぜか解答が間違っていた場合、非難を浴びることはありません。せいぜい、「間違っていたの。あっ、そう」くらいのものです。学校の試験は、誰もが経験し、かつ、答えが必ずあるからです。一方で、答えの有無のわからないものは、正解にたどり着くまでには困難があります。その答えが正しいかどうか、証明する必要もあるからです。通常なら発表前の検証でわかると思うのですが。
研究の世界の出来事を、一般人の感覚で捉えようとしているところに違和感があります。たとえば、研究費を目的外のギャンブルに使ったり、試験でのカンニングなどは、一般人の感覚で判断できます。しかし、答えが正しいかどうかを、勧善懲悪の問題として見ているのです。研究の目的は、真実の追究です。本当のことは何か、を探すことのはずです。ここに感情は必要ありません。科学界のやり方で解決するだけです。
精神と感情は同じでしょうか。最近、私は、違うのではないか、と思っています。言葉が違うので当たり前ですが。感情は、喜怒哀楽などです。精神は、これを発動させる機能と思えるのです。
楽しいことを頭ではわかっているのに、実感がない。楽しくないのに、気持ちは高揚している。などは、精神の機能がおかしいのかもしれません。このことは、感情と精神が別物であることを示していると思うのです。楽しければ、浮き浮きして、身も心も躍り出します。このとき、感情と精神は同じように感じますが、それは精神が正常に機能しているからです。
この研究不正を皆さんはどのようにご覧になりましたでしょうか。研究者が「ウソをついたかどうか」を焦点に見ていなかったでしょうか。この見方は、科学界の真実の解明ではなく、勧善懲悪の世界です。感情的な見方です。これでは、研究者は100%の正答率を求められ、研究がしづらくなります。
「科学界の真実の追究」と「一般人の勧善懲悪の感情」とをはっきりと区別することが必要です。そうでなければ、社会の一端を担う研究者はいなくなってしまいます。このことは、社会が正常に機能しているかどうかとも関連しているように思います。感情が先走ると、本来の(精神の)機能を社会は見失ってしまうようです。この件がうやむやに思えるのは、精神と感情とを区別できなかったからだとも思えるのです。
余談ですが、本書を読んであらためて研究者の置かれている過酷な状況を知りました。間違わないのが不思議なくらいです。
この書物を選んだ理由
タイトルに興味を持ったので読んでみました。
私の読み方
純粋に生物に関する学術の内容だと思っていました。読んでみると、小説のように回りくどい表現があり、長い一文などが多く、冗長に感じました。難解な言葉もありました。科学に関する本は理解が中心で、表現は平易というイメージを私は持っていました。この感覚からいうと、本書は文芸作品です。
文字は小さく、一文の長いものがあり、読みづらそうに思えました。読み始めると、予想よりはストレスを感じずに読めました。4、5行程度全体がわかるように努めるのですが、どうしても上下が切れてしまいます。文字の大きさに合わせて、視野を調整しているのでしょうか。不思議なことです。
大半を横になって読みました。リラックスして読めました。
読書所要時間など
所要時間 : 6日0時間12分
読み始め : 2015(平成27)年1月7日(水)AM(午前)11:00
読み終わり : 2015(平成27)年1月13日(火)AM(午前)11:12
読んだ範囲 : 背表紙、本書の表紙から裏表紙まで。本書のエピローグから後ろのページは、軽く目をとおしました。『「講談社現代新書」の刊行にあたって』も目をとおしました。
取り上げられた書物など
- 『日米口語辞典』 朝日出版社さん
- 『そんなバカな! 遺伝子と神について』 竹内久美子氏著
- 『生命とは何か』 エルヴィン・シュレーディンガー氏著
その他、10冊くらいの本の紹介がありました。
出来事
1月7日(水)フランスで週刊新聞社が自動小銃で襲撃される。
ひととき
マヒワでしょうか。公園の小枝にとまっていました。よく見かける鳥ですが、警戒心が強く、すばしっこいので、なかなか撮れませんでした。この日は曇っていて、寒い1日でした。光が十分でなかったのではっきりしませんが、運良く撮影できました。
2015(平成27)年1月6日(火)撮影。
2018(平成30)年5月2日(水)追記:鳥は「カワラヒワ(河原鶸)」だったようです。平成30年4月13日(金)にしっかりと見ることができました。いつも同じ場所にいるので、おそらく間違いないと思います。
調べたこと
- 1 生物(せいぶつ)
- 対義語は「無生物(むせいぶつ)」。
- 2 間(あいだ)
- 3 プロローグ(prologue)
- 対義語は「エピローグ(epilogue)」。
- ほとんどの本では、「プロローグ」は「はじめに」で、「エピローグ」は「おわりに」「最後に」、になっているのですが。「プロローグ」を「序章」で「エピローグ」を「終章」とし、本文に含めて著者は書いたのかもしれません。「プロローグ」「エピローグ」を読むと、著者の意図が伝わってくるような気がします。
- 4 散策(さんさく)
- 5 覗き込む(のぞきこむ)
- 6 たゆたう(揺蕩う)
- 7 塵芥(じんかい)
- 8 属性(ぞくせい)
- 9 容易い(たやすい)
- 10 ・・・的(・・・てき)
- 11 天啓(てんけい)
- 12 揺るぎ無い(ゆるぎない)
- 13 ポジ
- 対義語は「ネガ」。現像するフィルムのこと。インターネットで調べました。
- 14 黄金(おうごん)
- 15 今西錦司(いまにし きんじ)氏
- 生態学・人類学の学者。1902-1992。
- 16 生態学(せいたいがく)
- エコロジー(ecology)。
- 17 人類学(じんるいがく)
- anthropology。文化人類学と社会人類学。
- 18 ナチュラリスト(naturalist)
- 博物学者。
- 19 ノックアウト(knock out)
- 20 固唾を呑む(かたずをのむ)
- 21 顕在(けんざい)
- 22 ・・・化(・・・か)
- 23 アナロジー(analogy)
- 24 ダイナミズム(dynamism)
- 25 緩い(ゆるい)
- 26 論考(ろんこう)
- 27 片隅(かたすみ)
- 28 摩天楼(まてんろう)
- スカイスクレーパー(skyscraper)。超高層ビル。
- 29 摩する(まする)
- 30 稠密(ちゅうみつ)
- 31 聳え立つ(そびえたつ)
- 32 遡行(そこう)
- 33 スタイリッシュ(stylish)
- 34 削ぎ切り(そぎきり)
- 35 屹立(きつりつ)
- 36 サークルライン
- Circle Line Sightseeing Cruises。サークルライン観光クルーズ。インターネットの検索サイトで「サークルライン」で検索しました。運営する会社のホームページを見ることができました。写真の掲載がありました。
- 37 稜線(りょうせん)
- 38 幽し(かそけし)
- 39 日がな一日(ひがないちにち)
- 40 高鳴る(たかなる)
- 41 静謐(せいひつ)
- 42 非業(ひごう)
- 43 斃れる(たおれる)
- 44 相反する(あいはんする)
- 名詞の「相反」は「そうはん」と読むようです。
- 45 トーン(tone)
- 46 揶揄(やゆ)
- 47 怖ず怖ず(おずおず)
- 48 司書(ししょ)
- 49 立志伝(りっしでん)
- 50 辛辣(しんらつ)
- 51 チャプター(chapter)
- 52 脚注(きゃくちゅう)
- 53 社交辞令(しゃこうじれい)
- 54 庇護(ひご)
- 55 客死(かくし、きゃくし)
- 56 澱(おり)
- 57 捏造(ねつぞう)
- 58 欺瞞(ぎまん)
- 59 馬の骨(うまのほね)
- 60 畏敬(いけい)
- 61 恩義(おんぎ)
- 62 気負う(きおう)
- 63 苛む(さいなむ)
- 嘖む(さいなむ)。
- 64 破天荒(はてんこう)
- 65 許嫁(いいなずけ)
- 「ず」に注意する。
- 66 活写(かっしゃ)
- 67 皮肉(ひにく)
- 68 厳封(げんぷう)
- 69 しぶき
- 飛沫(ひまつ)。本書では、「しぶき」の振り仮名がありました。なぜ、「飛沫」と書いて「しぶき」と読むようにしたのでしょうか。
- 70 防御(ぼうぎょ)
- 参考:「防護(ぼうご)」。
- 71 ディスポーザブル(disposable)
- 72 傍ら(かたわら)
- 73 如何とも(いかんとも)
- 74 黴菌(ばいきん)
- 75 悪寒(おかん)
- 76 徒花(あだばな)
- 77 ロジック(logic)
- 78 対照実験(たいしょうじっけん)
- 79 律動(りつどう)
- 80 四方八方(しほうはっぽう)
- 81 パンデミック(pandemic)
- 82 端的(たんてき)
- 83 十中八九(じっちゅうはっく、じゅうちゅうはっく)
- 「じゅっちゅうはっく」は、間違いのようです。ワープロではきちんと返還されました。
- 84 陥穽(かんせい)
- 85 厳然(げんぜん)
- 86 相関関係(そうかんかんけい)
- 87 因果関係(いんがかんけい)
- 88 連関(れんかん)
- 89 step forward(ステップフォワード)
- 「進める」とか「一歩前進する」というような意味でしょうか。なぜここで英語を使っているのでしょうか。
- 90 性急(せいきゅう)
- 91 感慨(かんがい)
- 92 風貌(ふうぼう)
- 93 斉一(せいいつ)
- 94 マウリッツ・コルネリス・エッシャー(Maurits Corneils Escher)氏
- 画家。オランダ。1898年-1972年。『昼と夜』という絵が心理学の本に載っていました。現物が見たいとずっと思っていました。『だまし絵Ⅱ』の展示が兵庫県立美術館であったので、2014(平成26)年12月26日(金)に見に行きました。普段私たちが見ているものは、幻ではないかと思ってしまいそうです。文字、文章、理解など意識の持ち方や、表現の仕方に工夫する必要があると強く感じたひとときでした。
- 95 紛れも無い(まぎれもない)
- 96 鎮座(ちんざ)
- 97 オブジェ(objet)
- フランス語。
- 98 界面(かいめん)
- 99 リノリウム(linoleum)
- インターネットで、どんなものか画像を確認しました。
- 100 華奢(きゃしゃ)
- 101 禿げる(はげる)
- 102 佳境(かきょう)
- 103 先達(せんだつ、せんだち)
- 104 歯軋り(はぎしり)
- 105 独活の大木(うどのたいぼく)
- 106 精妙(せいみょう)
- 107 コンタミネーション(contamination)
- 108 謙虚(けんきょ)
- 109 執拗(しつよう)
- 110 清明(せいめい)
- 111 追究(ついきゅう)
- 112 反証(はんしょう)
- 113 伴随(はんずい)
- 114 自堕落(じだらく)
- 115 散散(さんざん)
- 116 臈長ける(ろうたける)
- 117 モザイク(mosaic)
- 参考:「キメラ(chimera)」
- 118 邁進(まいしん)
- 119 セレンディピティー(serendipity)
- 120 与する(くみする)
- 121 不遜(ふそん)
- 122 罵る(ののしる)
- 123 顕彰(けんしょう)
- 124 鼬ごっこ(いたちごっこ)
- 125 終幕(しゅうまく)
- 126 MRSA(Methicillin-Resistant Staphylococcus Aureus)
- 127 VRE(Vancomycin-Resistant Enterococcus)
- 128 コナンドラム(conundrum)
- 129 疾風怒濤(しっぷうどとう)
- 130 報賞(ほうしょう)
- 「報償」「報奨」「褒賞」「褒章」を区別。「報賞」は私の持っている辞書にはありませんでした。日本語変換ソフトに掲載がありました。
- 131 エポック(epoch)
- 132 聖杯(せいはい)
- 133 俯瞰(ふかん)
- 134 因みに(ちなみに)
- 135 膂力(りょりょく)
- 136 懐疑(かいぎ)
- 137 アナグラム(anagram)
- 138 回文(かいぶん、かいもん)
- 139 相補(そうほ)
- 140 体現(たいげん)
- 141 嘯く(うそぶく)
- 142 対合(ついごう、たいごう)
- 143 模式(もしき)
- 144 娘細胞(じょうさいぼう、むすめさいぼう)
- 145 動員(どういん)
- 146 若造(わかぞう)
- 「若蔵」「若僧」。
- 147 嘆息(たんそく)
- 148 うわごと
- 149 矩形(くけい)
- 150 洗礼(せんれい)
- 151 惹句(じゃっく)
- キャッチフレーズ。
- 152 食傷(しょくしょう)
- 153 晒す(さらす)
- 154 叢書(そうしょ)
- 155 テクノロジー(technology)
- 156 染色体(せんしょくたい)
- 157 DNA(ディー・エヌ・エー)
- 158 ゲノム(Genom)
- ドイツ語。
- 159 遺伝子(いでんし)
- 160 引き起こす(ひきおこす)
- 161 独り立ち(ひとりだち)
- 162 卦体糞(けたいくそ)
- けったくそ。
- 163 ヒエラルヒー(Hierarchie)
- ドイツ語。英語は「ヒエラルキー(hierarchy)」。
- 164 隠微(いんび)
- 165 汲汲(きゅうきゅう)
- 166 雑役(ざつえき)
- 167 ハラスメント(harassment)
- 168 功成り名を遂げる(こうなりなをとげる)
- 参考:「功成り名遂げて身退くは天の道なり(こうなりなとげてみしりぞくはてんのみちなり)」。
- 169 全能(ぜんのう)
- 170 ・・・感(・・・かん)
- 171 そつが無い(そつがない)
- 172 グラント(grant)
- インターネットなどで調べました。
- 173 潤沢(じゅんたく)
- 174 横目(よこめ)
- 175 勤しむ(いそしむ)
- 176 プロモーション(promotion)
- 177 傍系(ぼうけい)
- 対義語は「直系」「正系」。
- 178 精通(せいつう)
- 179 一心不乱(いっしんふらん)
- 180 諦観(ていかん)
- 181 悪怯れる(わるびれる)
- 182 微睡む(まどろむ)
- 183 呟く(つぶやく)
- 184 欠伸(あくび)
- 185 先見の明(せんけんのめい)
- 186 洛陽(らくよう)
- 参考:「洛陽の紙価を高める(らくようのしかをたかめる)」。
- 187 孕む(はらむ)
- 188 驚愕(きょうがく)
- 189 難癖を付ける(なんくせをつける)
- 190 出し抜く(だしぬく)
- 191 剽窃(ひょうせつ)
- 192 テーゼ(thesis)
- 対義語は「アンチテーゼ(antithesis)」。
- 193 言明(げんめい)
- 194 然りげ無い(さりげない)
- 195 穿つ(うがつ)
- 196 因習(いんしゅう)
- 197 拘泥(こうでい)
- 198 黎明期(れいめいき)
- 199 おおっぴら
- 200 一攫千金(いっかくせんきん)
- 201 意気投合(いきとうごう)
- 202 喧騒(けんそう)
- 203 禁欲(きんよく)
- 204 拓く(ひらく)
- 205 曖昧(あいまい)
- 206 妥協(だきょう)
- 207 衝突(しょうとつ)
- 208 手を焼く(てをやく)
- 209 行状(ぎょうじょう)
- 210 猜疑(さいぎ)
- 211 嫉妬(しっと)
- 212 妬み(ねたみ)
- 213 筆致(ひっち)
- 214 戯画(ぎが)
- 215 唖然(あぜん)
- 216 早鐘(はやがね)
- 217 負荷(ふか)
- 218 あんぐり
- 219 幕を切って落とす(まくをきっておとす)
- 幕を切る(まくをきる)。
- 220 絢爛(けんらん)
- 221 デリケート(delicate)
- 222 確執(かくしつ、かくしゅう)
- 223 一瞥(いちべつ)
- 224 手間隙(てまひま)
- 手間暇(てまひま)。
- 225 垣間見る(かいまみる)
- 226 俄(にわか)
- 227 外連味(けれんみ)
- 228 瞠目(どうもく)
- 229 正鵠を射る(せいこくをいる)
- 正鵠を得る(せいこくをえる)。
- 230 類(たぐい)
- 231 旧態依然(きゅうたいいぜん)
- 232 大それた(だいそれた)
- 233 敷衍(ふえん)
- 234 オマージュ(hommage)
- フランス語。
- 235 称える(たたえる)
- 236 大家(たいか)
- 237 忽然(こつぜん、こつねん)
- 238 意表を突く(いひょうをつく)
- 239 三三五五(さんさんごご)
- 240 伸す(のす)
- 241 隠遁(いんとん)
- 242 結実(けつじつ)
- 243 立論(りつろん)
- 244 感応(かんのう)
- 245 感得(かんとく)
- 246 クライテリア(criteria)
- 247 鼓舞(こぶ)
- 248 思考実験(しこうじっけん)
- Gedankenexperiment。ドイツ語。
- 249 成就(じょうじゅ)
- 250 翻弄(ほんろう)
- 251 小突く(こづく)
- 252 辛気くさい(しんきくさい)
- 253 諄諄(じゅんじゅん)
- 254 帰順(きじゅん)
- 255 危惧(きぐ)
- 256 必然(ひつぜん)
- 257 蛆虫(うじむし)
- 258 凌駕(りょうが)
- 陵駕(りょうが)。
- 259 グラデーション(gradation)
- 260 閾値(いきち)
- 261 淘汰(とうた)
- 262 看破(かんぱ)
- 263 峻別(しゅんべつ)
- 264 エントロピー(entropy)
- 265 エンテレケイア(entelecheia)
- ギリシア語。エンテレキー。
- 266 動的(どうてき)
- 267 平衡(へいこう)
- 268 散逸(さんいつ)
- 269 揺蕩(たゆたい)
- 270 精霊(せいれい)
- 271 比喩(ひゆ)
- 譬喩(ひゆ)。
- 272 遭遇(そうぐう)
- 273 咀嚼(そしゃく)
- 274 隈無く(くまなく)
- 275 久闊を叙する(きゅうかつをじょする)
- 276 外界(がいかい)
- 277 自明(じめい)
- 278 不磨(ふま)
- 279 リナベート(renovate)
- 参考:リノベーション(renovation)。建物でいう「リフォーム」と「リノベーション」は区別があるようです。
- 280 離散(りさん)
- 281 空隙(くうげき)
- 282 定法(じょうほう)
- 283 鬩ぎ合い(せめぎあい)
- 284 アンジュレーション(undulation)
- 地面の起伏もあるようですが、水面のうねりの意味もあるようです。
- 285 カスケード(cascade)
- 286 堅牢(けんろう)
- 287 リクルート(recruit)
- 288 輻輳(ふくそう)
- 輻湊(ふくそう)。
- 289 忙殺(ぼうさつ)
- 290 筐体(きょうたい)
- 291 インテリジェント(intelligent)
- 292 宛がう(あてがう)
- 293 ガレー(galley)
- 294 ライバル(rival)
- 295 トポロジー(topology)
- 296 バリアー(barrier)
- 297 着眼点(ちゃくがんてん)
- 298 産生(さんせい)
- 「産生」は医学でよく使われるようです。参考:「生産」。
- 299 分泌(ぶんぴつ、ぶんぴ)
- 300 泌乳(ひつにゅう)
- 参考:プロラクチン。インターネットなどで調べました。
- 301 滔滔(とうとう)
- 302 浸漬(しんし、しんせき)
- 303 ラベル(label)
- 目印を付ける、という意味でしょうか。
- 304 逐次(ちくじ)
- 305 見抜く(みぬく)
- 306 出自(しゅつじ)
- 307 バージョン(version)
- 308 絡路(らくろ)
- 持っている辞書にはありませんでした。インターネットなどでも調べましたがわかりませんでした。絡+路、なのでしょうか。「すぼんだ入り口」か「細胞の中をタンパク質の塊が通る道筋」、それとも両方のことを言っているのでしょうか。本書には図があるので、わかった気がします。言葉からみるとわかりません。
- 309 詳らか(つまびらか)
- 310 不断(ふだん)
- 311 スツール(stool)
- 312 密か(ひそか)
- 313 変幻自在(へんげんじざい)
- 314 バイブレーション(vibration)
- 315 哄笑(こうしょう)
- 316 通奏低音(つうそうていおん)
- 317 シンクロナイズド(synchronized)
- シンクロ。
- 318 束一
- 調べましたがわかりませんでした。
- 319 しじま(静寂)
- 320 圧倒(あっとう)
- 321 メンター(mentor)
- 受ける側は、メンティー(mentee)。
- 322 依拠(いきょ)
- 323 伽藍(がらん)
- 324 動態(どうたい)
- 325 諸兄(しょけい)
- 男性に限った言葉なのでしょうか。
- 326 事も無げ(こともなげ)
- 327 トリバネアゲハ
- インターネットで画像をみました。
- 328 棲息(せいそく)
- 生息(せいそく)。
- 329 精緻(せいち)
- 330 ひとまず(一先ず)
- 331 措く(おく)
- 332 極彩色(ごくさいしき)
- 333 みそ(味噌)
- 334 殺到(さっとう)
- 335 調製(ちょうせい)
- 「調整」との違いは?
- 336 精製(せいせい)
- 337 名立たる(なだたる)
- 338 花綵(はなづな)
- 339 ランドスケープ(landscape)
- 340 こぢんまり
- 341 ひょっとすると
- 342 局在(きょくざい)
- 343 ・・・性(・・・せい)
- 344 尻尾(しっぽ)
- 345 裏打ち(うらうち)
- 346 知見(ちけん)
- 智見(ちけん)。
- 347 協奏(きょうそう)
- インターネットで調べました。
- 348 迫り上がる(せりあがる)
- 349 展翅(てんし)
- 350 蔓(つる)
- 351 気圧される(けおされる)
- 352 忌避(きひ)
- 353 障壁(しょうへき)
- 354 遡る(さかのぼる)
- 355 曙光(しょこう)
- 356 奇しくも(くしくも)
- 357 拍動(はくどう)
- 358 ごた混ぜ(ごたまぜ)
- 359 ES細胞(イー・エスさいぼう)
- embryonic stem cell。胚性幹細胞(はいせいかんさいぼう)。
- 360 樹立(じゅりつ)
- 361 稀有(けう)
- 362 からくり(機関、絡繰り)
- 363 スクリーニング(screening)
- 364 はやる(逸る、早る)
- 365 クリティカル(critical)
- 「決定的な」「重大な」の意味でしょうか。言葉を置き換えると「重要な意味を持つ」になるのでしょうか。
- 366 僥倖(ぎょうこう)
- 367 ブラックボックス(black box)
- 368 途轍も無い(とてつもない)
- 369 変哲も無い(へんてつもない)
- 370 粉砕(ふんさい)
- 371 企図(きと)
- 372 企画(きかく)
- 373 自由自在(じゆうじざい)
- 374 対置(たいち)
- 375 ナイーブ(naive)
- 「幼稚な」という意味があるようです。
- 376 浅はか(あさはか)
- 377 離合(りごう)
- 参考:離合集散(りごうしゅうさん)。集散(しゅうさん)。
- 378 緩衝(かんしょう)
- 379 能(のう)
- 380 代替(だいたい、だいがえ)
- 381 筮竹(ぜいちく)
- 382 たおやか(嫋やか)
- 383 無用の長物(むようのちょうぶつ)
- 384 帰趨(きすう)
- 385 エピローグ(epilogue)
- 386 ワンダーランド(wonderland)
- 387 設える(しつらえる)
- 388 凡百(ぼんぴゃく、ぼくびゃく)
- 389 一線を画する(いっせんをかくする)
- 390 擬態(ぎたい)
- 391 メタモルフォーゼ(Metamorphose)
- ドイツ語。変身。
- 392 そぼ濡れる(そぼぬれる)
- 393 翅脈(しみゃく)
- 394 覚束無い(おぼつかない)
- 395 可憐(かれん)
- 396 銀杏(いちょう、ぎんなん)
- 「いちょう」は木、「ぎんなん」は実、を表すのでしょうか。
- 397 密やか(ひそやか)
- 398 センス・オブ・ワンダー(sense of wonder)
- 399 謂(いい)
以下余白