整理について
№1から№4、『知的生産の技術』、『整理学』、『「超」整理法』、『続「超」 整理法・時間編』を読んだので、私なりに自分の考えを整理しました。
キーワード : 感情
4冊に共通することは、取り出したいものがすぐに出てこないと、疲れるということです。 いらいらしたり、時間がなくなるという焦りなどです。 これらはすべて、どう感じるか、ということです。 よりよい整理の方法を考え、実践することで、感情の乱れを少なくしようとしています。
まとめ
- 個人の整理法は、自分のやりやすいようにする
- その整理法のルールに従う
- 最新の道具の特長を知り活用を考える
- 整理法の特徴は、試行錯誤を繰り返し、最適な状態を求める続けること
- 整理法に答えはない
私の考え
知的情報を何のために整理するのでしょうか。イライラしないため、時間を節約するためといろいろあります。
整理法には、これだ、という答えがないようです。これをどのように考えればいいのでしょうか。実際例を探すのか、自分で生み出すのか、です。
あるテーマに必要な情報を探す際に、関係ないと考えているものは、無駄かどうかです。
データ管理で必要なパソコンを使う際の、キータッチについて考えてみました。
大切だと思われる日記をどのように考えればいいのでしょうか。
このようなことについて、思いつくままに書いてみました。
解決する方法
2つの国の紛争を解決する方法について、テレビの対談を放送していました。
有名なお寺のご住職が、「解決する方法はすでにあり、それに気づくことです」というような発言をしていました。
私はこの言葉を忘れられません。
たくさんの本を読めば解決する方法がわかる、というのは幻想かもしれません。
解決する手段の1つとして、答えに気づきやすくすること、があったのです。
お寺では、お坊さんが修行しています。
考えを解放するもの
知識などの縛りから解放すれば、発想が出てくるのではないか。
問題解決の方法という研修を受けたことがあります。私は司会になりました。
与えられた課題について答えを出すために、5人のメンバーから話を聞きました。
メンバーの中に、課題にかかわる仕事をしている人がいました。
その人に話を聞くと、「法律上できない」「関係者の協力を得られない」「現実的でない」などの回答がありました。
私はその人に、「法律がなかったら」「協力を得られたら」「夢だったら」などの条件をつけて、質問をしてみました。
すると、その人から、ユニークな意見や考え方が出てきたのです。
私たちは、知識や常識、経験に考え方が縛られているようです。
新たな考えを求める場合、これらから解放される必要があるのです。
解放するために具体的な条件を伝えることも重要だと私は感じました。
逆に「・・・たら、・・・れば、は無し」などと拘束する条件をつけると、メンバーからの発言は少なくなりました。
関係のない資料を見るのは無駄か
求める資料を探しているときに、関係のない資料を見ることで、新たな発想をすることはないのでしょうか。 当面の仕事に関係のない発想だとしても、後に参考になるかもしれません。 探すことで発想のチャンスを作り、時間を活用していると思えるなら、イライラはなくなり、疲れにくいかもしれません。
重要な仕事と処理順序
自分の感情に従って、順番に仕事をしてはどうでしょうか。
「重要な仕事・・・」の重要度の判断が私には難しいのです。取引先と子供との約束は、いずれも守るべきものです。
金額の大小により、仕事の手を抜くことはできません。
やりたい仕事はめったにありませんが、少しでも意欲の持てる仕事から手をつける方が、処理の効率がよく、疲れにくいと私は思うのですが。
発想できる場所
いいアイデアが浮かぶのは、いつどこで発生するかわかりません。しかし、三上がそれを促すのなら、意図的に発想できる場所を作ることができるのでは、と思いました。
ラジオで、ある音楽家が、曲を作る時は、部屋を薄暗くして、瞑想します、と言っていました。そんな場所を作れるのなら、仕事の効率も上がることでしょう。
切り抜きの保存
本好きの本の収納法は、本の名前が必ず一目で見えることが重要なのだそうです。
本の名前を見るたびに、内容を思いだし、意識することで、本の知識を活用しやすくするのだそうです。
「奥行きのある本棚に、奥1列手前1列と並べて、奥1列の本の名前が見えない」ことをしたくないそうです。
新聞などの切り抜きも、タイトルを一覧できれば、情報を活用しやすくなります。
複合機という印刷に使うプリンターの中には、原稿を読み取るスキャナー機能のついたものがあります。
スキャナー機能を使って、切り抜きを読み取り、タイトルをつけてパソコンに保存する方法です。
切り抜きを保存するたびに一覧を見ることになります。
スキャナー機能を使えば、はさみを使う必要がなくなります。
他の閲覧者への気遣いも軽減します。必要な部分をスキャナー機能で読み取るだけです。
不必要な記事も保存することになります。
しかし、情報の活用を考えた場合、周辺部分の不完全な記事も残した方がよいと思います。
広告や株式市況であっても、当時の状況がわかるからです。
現在の状況で物事を考えがちですが、時代背景を補正する役割があります。
周辺部分の記事は、新たな情報を探る足がかりになることもあります。
必要な部分だけ欲しい場合、「ペイント」などのソフトを使って加工します。
ただ、加工には時間がかかります。
加工する場合、原稿のコピーをとり、そのコピーをはさみで加工し、スキャナー機能を使うのが現実的です。
私が使っているプリンターは、キャノン社のMG6000番台です。扱いやすいので、作業がはかどります。
「ローマ字入力」か「かな入力」か
パソコンの文字入力についてです。私は、「かな入力」を使っています。
「ローマ字入力」でも「かな入力」でも慣れてしまえば同じことですが、私が「かな入力」をするには理由があります。
人間が物事を考えるとき、話し言葉を使っているからです。
このことを学校の先生から聞きました。
テレビで、日本語と英語を話すタレントが、考えているとき両方の言葉が混じり合っていると言っていました。
私の場合、日本のある地域の方言で考えています。
話し言葉と同じようにキーを打つのが、もっともストレスが少ないと思います。
また、私の場合、「ローマ字入力」の変換は目が疲れるのです。
「ローマ字入力」は、アルファベットから、かなに変わり、変換で漢字とかなに分かれます。
「かな入力」に比べ、「ローマ字入力」は変換までの工程が多いのです。
画面がちらつく回数が多いのです。
パソコン分野以外の講師の一人は、「かな入力」を勧めていました。
資料を多く作り、けんしょう炎になったというのが理由です。
打つ回数を減らすこと。
そして、正確な指の使い方をして、同じ指に負担をかけなければ、リスクを減らせると言っていました。
「かな入力」を覚えることに利点があります。
「かな入力」を覚えていると、後から「英数入力」を覚えやすいのです。
ホームページの作成に使うHTMLとCSSは、アルファベットと記号で作ります。
「かな入力」の場合、キーボードの大半を覚えています。
アルファベットだけでなく、必要な「♯」、「*」なども、キーを打っているうちに覚えていました。
当然、キーに対応する指使いになっています。
キーの打率向上について
私がワープロを打ち始めて、10年以上になりますが、打ち間違いをたびたびします。
その時に感情的になると、さらに、打ち間違うことになります。
キーを打つときの視線は画面の文字を見ていますが、同時に、キーボードをうっすら見るようにするとキーの打率は上がります。
打率向上のためには、パソコンのキーボードを選ぶ必要もあります。
キーとキーの境の隙間が広いタイルキーボードを使うと、打ち間違いは減ります。
かなから漢字にどのように変換できるかも重要なことです。
自分の意図を正確に反映する変換は、感情的にならず効率のよい作業ができます。
私は、ジャストシステム社さんの日本語変換ソフト『ATOK』を使っています。
設定がいろいろでき、使っていてストレスの少ないソフトだと思います。
日記について
私が日記をつけはじめたのは、20年ほど前です。何回か断絶はありましたが、現在も日記をつけています。
私の日記のつけ方は、1日の行動について、開始と終了時刻、内容を簡単に記すというものです。
何時何分に起床、何時何分に仕事開始、何をしたか、というように書いています。
一日の始まりか終わりに、日記をつけます。何らの事情で、数日後に、まとめてつけることもあります。
自分の行動については、毎日、日記をつけることができます。
思うところがあれば、出来事の下の余白に、書いています。
たとえば、「散歩中、見たことのない花を見た。花壇にいる人に聞くと、・・・」などです。
日記をつけていて感じるのは、頭の運動をしていることです。
観察力、作文力、自分の考え方や感じ方を必要とします。
案外、物事をよく見ていないし、文字で表現できないし、内容が人の受け売りになっていたりします。
過去の日記を見たときに、痛感させられます。
人によって日記をつける目的は違います。
ある発明家は、自分が食べたものをすべて記録しているそうです。
発明がひらめいたときに、食べ物が何であったのかを数日前までさかのぼって調べるそうです。
そして、ここぞというときに、効果のあるものを食べるそうです。
また、高校野球で、甲子園を経験した、ある監督は、試合の内容を記録したスコアブックを見ると、その時の選手の表情までをも克明に思い出せるそうです。
そして、次の試合に備えて、戦術を考えるそうです。
私の場合、日記の目的が変遷してきました。
時間の効率的な使い方、仕事の処理能力の向上、ワープロのキーを打つ練習などです。
日記をつけることで、多くのことに気づきます。自分のやり方を改めたことは何度もありました。
日記をつけるだけで、何らかの効果があります。
三日坊主の繰り返しでも、日記をつけ続けると何かに気づくと思います。
更新記録など
2016年1月14日(木) : レスポンシブ様式に改装